モミジちゃんの従兄弟がいつものように、
イケメンのダチを連れてくることになった。
そのことを知ったツバメちゃんは、激にうれしい😊
このタクミ君と言うイケメンを喜ばそうと、
二人は、
手作り料理でもてなしすることにした。
モールの食料品フロアに来た二人は、
鮮魚コーナーに行こうとしたが、
縁起かつぐごうと、
化粧直しに行き、
戻って来たら、
いいの買われていた。
やから、
精肉コーナーに移動しようとしたが、
縁起かつごうと、
化粧直しに行き、
戻って来たら、
又、いいの買われていた。
それで、
野菜コーナーに移動しようとしたが、
縁起かつごうと、
化粧直しに行き、
戻って来たら、
又々、いいの買われていた。
結局二人は何も買えずに帰って来た。
せめて、
手作りラーメンでもと、
台所で、
マルちゃん製麺(インスタント。大げさに手作り言うもんやないと思うよ)を調理してあげた。
そして、
刻みネギ乗っけて、
タクミ君に持って行った。
なのに、
タクミ君は、
ラーメン見るなり、
すぐに、どんぶりを突き返した!
食べない、言う。
ツバメちゃんはショックで声震わせて、
「ナニゆえ❓」と呟いた。
タクミ君は、
「ねぎ嫌い」と答えた。
モミジちゃんがキレて、
「わざわざ料理してやってんだよ!ねぎらいの言葉とかないの?」と言うと、
タクミ君は、
「だから、ねぎ嫌い」と答えた。
つまり、
タクミ君のねぎらいの言葉は「ねぎ嫌い」と言うことになる。
ツバメちゃんとモミジちゃんは台所に戻った。
二人とも悔しくて、たまらなかった。
やから、
ツバメちゃんは、
小鍋を持って、モミジちゃんの頭を叩いた!
モミジちゃんも、小鍋取って、叩き返した!
当然ながら、
大げんかになった。
そこに、
タクミ君が来て、
「取っ組み合っても、ねぎ嫌い」と、ねぎらった。