ケイシロウとトークアバウト

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お姉ちゃんガチャン🙀

2019-10-23 18:53:00 | 日記



今から17年前、
ケイジロウと同じく、十四歳の青春してたヨウイチは、
ダチのカイ君の家に遊びに来ていた。
カイ君が、俺のツーシームを打ったらMacでご馳走する言うから、
外に出ればエエもんを、
居間で勝負することになった。

この家の居間は、
結構広く、
とはいえ、
室内で、野球してエエと言う理屈にはならんけど、
二人は、
それぞれ、
バットとグローブ持参して入って来た。
すると、
壁際のテーブルに、
白い覆いで隠されている物に気がついた。
ヨウイチが、
覆いを取ると、
大きな手作り猫の置物があった。
それは、立派な仕上がりやった。
なんでも、
しのぶが、
陶芸教室に出品する為の物らしい。
しのぶは、
カイ君に、
偉そうに、
「芸術の直感はな、見た目よりも、心に浮かぶシンのカタチや」言うて、
この猫の置物を、自慢げに撫でたもんやった。
そのしのぶは、
お友達の家に、長期のお泊まり会に行っている。

しばらく、
猫の置物見てた二人も、
ここに来た本来の目的を思い出した。
カイ君の投球フォームに、
ヨウイチは、バッティングフォームで応える。
カイ君のツーシームは、
ヨウイチの会心の一撃に沈んだが、
打った玉は、
猫の置物を直撃した。
置物は、
ガチャンと言う音と共に、
砕けた!
二人は絶叫した😱😱
しのぶに知れたら、
二人は初盆を迎えることにやろう🙀🙀

二人は、
ヨウイチの芸術大学のいとこを頼って、泣きついた。
ヨウイチは、
猫の置物を作ってくれと、嘆願した。
いとこは、
「猫だ、猫だ、言うけど、俺は、心に浮かぶシンの猫しか、作れねぇのよ」と言うと、
カイ君は、喜んで、
「それ、それ」言うて、頼み込み、
お礼に、
いとこに、
Macのチキンナゲットのタダ券をやった。

数日後、
しのぶが帰宅する1時間前に、
芸術大学のいとこが、
白い覆いに包まれた物を持って来て、
「シンの猫!俺のインスピレーションの極みを見ろ!」と、エラぶったが、
二人はシカトして、
そのまま覆いに包まれた物を持って居間に行き、
元のテーブルの上に置いた。

そして、
1時間して、
しのぶが帰って来た。
鼻歌歌いながら、居間に行き、
白い覆いを取って、
絶叫した‼️
そこには、
猫の代わりに、
三味線の置物があった。