オノウコの父パパウコの、
痛ましくも哀しき少年時代の想い出😿
パパウコが8歳の時、
ノナカと言う、
凄まじく仲のいいダチがいた。
このノナカが、
てんとう虫プレーヤーを買ったと大喜び。
ケイジロウ、
当時は、
CD💿が無い時代やったが、
レコード盤があった。
けど、
コンポとかはなはだしく高価で、
8歳のガキが手にするもんは、
EP盤(ドーナツ盤)と呼ばれる、
あいだにデカい穴があいた、
おもて裏、
一曲ずつ入った、
小さくて安いレコード盤しか再生出来ない、
てんとう虫プレーヤーしか、
手に出来なかった。
それでも、
レコードプレーヤーを手にした喜びは大きい!
やから、
ノナカは、
仲良しのパパウコを呼んで、
一緒に、
ドーナツ盤レコード鑑賞を楽しんだ。
結構、
ノナカは、
ドーナツ盤持ってたらしく、
楽しい時間を過ごしたらしい。
ノナカは、
とっておきのドーナツ盤を取り出した。
それは、
海外TVドラマ「わんぱくフリッパー」の日本語主題歌やった(当時、この歌が流行っていたらしい)。
パパウコは興奮して、
「見せて!見せて!見せて!」と騒いだ。
やから、
ノナカが、
ジャケットのまんま渡すと、
手がすべったので、
レコード盤落とさないように、
体を倒して支えた。
が、
体を倒したところは、
てんとう虫プレーヤーの上やった😱😱😱
てんとう虫プレーヤー、壊れた🙀🙀🙀‼️
ノナカは絶叫した!!
はなはだしく絶叫した‼️
パパウコは、涙を流しながら、
「わんぱくフリッパー」の盤取り出して、
「ごめんね、ノナカ君。ぼくがレコードプレーヤーになるね」と言って、
盤を頭上に掲げてぐるぐる回りながら、
「🎤ぼくのフリッパー、フリッパー、おさかなと、なみまでかくれんぼ------」と唄い出した。