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北陸にいるダチの話。
雪国では、
雪で作り上げた、
縦穴式住居に似た、
かまくらを作る。
雪でできてるくせに、
結構、
中は暖かいらしい。
ダチは仲良しグループで、
かまくらを作った。
グループの中に、
やたら器用でよく気が効く、
マツダと言う男がいた。
このかまくらも、
ほとんどが、
マツダが作ったと言っても過言やなかった。
マツダは、
酒やさかなを大量に持ち込んだ。
みんな、
非常に喜び、
マツダとかまくらに感謝した。
すると、
急に、
マツダは横座りして、小指を噛んで、
「実は、あたし釜なのよ」と言った。
ここで、
かまくらは、
釜クラへと変貌した。