ケイシロウ(FK)体制になって半年経つのに、
未だにケイイチロウ(AM)とケイジロウ(SK)を慕う、
ヨウイチの体験談。
ヨウイチは、
スーツに革靴履いて、
広告代理店への面接に行く為に、
路線バスの広い後部座席に座って、
スマホ📱をいじっていた。
そこに、
いかめしいツラしたオヤジが乗車して来て、
空席がたくさんあるのに、
ヨウイチの隣に座った。
そしてヨウイチに、
「キミね、スマホする時は消音モードが常識じゃないかね」と言った。
ヨウイチは、
「俺がオヤジを友達登録してねえから嫌味言ってんだな」と答えて、
消音モードに切り替えた。
バスが走る間、
オヤジはずっとしかめっ面やった。
ヨウイチは小声で、
「あちこち席は空いてるのに、わざわざ俺の隣に来やがって。俺がイケメンだから気を引きたいんだな」と独りごちた。
オヤジは腕を組んで小声で、
「おかしな奴だ」と言った。
ヨウイチは小声で、
「聞こえたぞ!オヤジ!イボイノシシ🐗みたいなツラしやがって!」と独りごちた。
しばらくしてヨウイチは、
革靴を脱いで席にあぐらをかいた。
本を読んでいたオヤジが顔を上げて、
不機嫌に、
「ナンや?この栗🌰の匂いは⁉️」と車内を見回して、
ヨウイチのあぐらに気付き、
「キミ。バスの座席に靴を脱ぐなんて非常識と思わんかね⁉️」と言った。
ヨウイチは、
「あれ😮このバス🚌土禁じゃなかったんだ!」ととぼけて、
靴を履き、
小声で、
「ナニが栗🌰だよ!硫黄臭い加齢臭漂わせてさ」と独りごちた。
ヨウイチの降りるバス停が近づくにつれて、
横のオヤジも降りないことに、
ヨウイチは不満やった。
そのときオヤジが小声で、
「いろんなもんがおるが、コイツは下の下の下下下」と言った。
ヨウイチが文句をつけようと、
オヤジの方を向いた直後に、
鼻がムズムズして、
オヤジの顔にくしゃみ🤧してしまった!
オヤジはハンカチ出して顔を拭き、
「ナニすんだ⁉️馬鹿ものが🤬」と怒鳴った!
ヨウイチは、
「顔面直撃!捨てなよ、その顔!」と言って、
嘲笑った。
運転手の、
「お静かに願います❗️お静かに願います❗️」というアナウンスが流れた。
オヤジは立ち上がってヨウイチを睨んだ!
ヨウイチもオヤジを睨み返した!
運転手の、
「お気をつけください❗️お気をつけください❗️」と言うアナウンスが流れ、
オヤジはバスが停まると同時に、
ガチギレしながら下車した。
ヨウイチは心に勝った😃と思った。
広告代理店へと向かったヨウイチは、
面接官から、
「本日は社長がおられますので、お話なさってください」と言った。
ヨウイチは、
面接官とともに社長室に入り、
社長と向き合ってガク(愕)😱が入った❗️
先程のバスの横席のオヤジやった🙀🙀
が、
ヨウイチは、
社長室を眺め回し、
「ナンて上品な部屋だろう⁉️国会議事堂みたいだ」と感心して、
オヤジこと社長に向き直り笑みを浮かべて、
「社長はまるで歴史上の偉人のような品格を持っておられてぼくはうれしくなりました」と言った。
社長はヨウイチをじっと見て、
「不採用や」と吐き捨てた!
翌日。
この広告代理店の営業部長が社長室に来て、
「社長。昨日不採用の方が出社されて、仕事をされています。顧客を獲得いたしました」と言ったので、
社長ことオヤジは呆れて、
部長とともに営業事務室へと向かった。
そして、
不採用にしたはずのヨウイチが熱心に仕事をしている様子を見て、
部長に、
「顧客を獲ったのならウチの社員にするしかないな」と言い、
心に負けた😃と思った。