カッちゃんが、
小学校時代の幼なじみの、
ショウヘイと再会した時、
ショウヘイの二つ下の妹ショウコが、
坂グループ並みの美しさを放っている姿を見て、
その姿が心に焼き付いてしまった。
ショウヘイの実家は、
『チャンピオンチャンポン』というチャンポン屋を営んでいた。
味はそこそこやったけど、
子供時代によくそこのチャンポンを食べてたカッちゃんには、
懐かしさに味付けされた、
美味しい😋思い出のみの記憶しかなかった。
そんなカッちゃんが、
大学の長い春休みを過ごしていた際、
ショウヘイが、
しばらく泊まりに来いと誘ったので、
カッちゃんは喜んで、
長期滞在用の荷造りはじめて、
ショウヘイの家に行った。
カッちゃんがショウヘイの家に行って気付いたことは、
店に客がいないという事実やった。
昔はあんなに客がいたのに、
まるでプロレスリングNOAHじゃないかと、
カッちゃんは訝った🤔
カッちゃんのそばに悲しげな表情のショウコが現れた。
ショウコの話しでは、
近所に、
リンガーハットと伊万里チャンポンが出来て以来、
客が来なくなったとのことやった。
そして、
チャンポン職人の父が自信を無くして、
自身を亡くそうと刃物を喉に当てようとした時、
地震が起こって、
その揺れで我に帰った出来事まで語った。
ショウコは父親が大好きやったので、
カッちゃんに、
父のチャンポンをたくさん食べてとお願いした🤲
カッちゃんは快く承諾した!
その夜、
バケツを思わせるどんぶりに入ったチャンポンが出された。
ショウヘイやショウコは嬉しそうに食べるので、
カッちゃんも、
無理矢理食った。
(味はリンガーハットに遥かに劣るとのことらしい)
翌朝、
忙しいショウヘイに代わり、
ショウコが1日付き合ってくれるということで、
カッちゃんはうれしかった。
それで、
ワクワクしながら朝食のテーブルに着いたら、
あの、
デカいどんぶりチャンポンが出された。
カッちゃんが愕然としていると、
チャンポン職人の父親が悲しそうに、
「私のチャンポンはお嫌いですか?」と問うた。
勿論、
ショウコの視線もあったので、
カッちゃんは元気に、
「チャンポン大好き😘」と言って、
食い出した。
その横にショウコが来て、
「お父さんのチャンポンの中身どころか汁を少しでも残す人は、あたしにとってはヴォルデモートなのよ」と囁いた。
カッちゃんは必死に、
「こんなに美味いチャンポンを残す訳ないだろ!」と言うと、
父親は喜び、
おかわりをしてあげた。
チャンポンの食い過ぎで具合が良くなかったカッちゃんやったけど、
ショウコと二人で出歩く喜びは格別やった。
お昼が近くなった。
ショウコが、
「お腹空いてない?」と問うので、
カッちゃんは満腹やったにも関わらず、
「そういえば昼だよね。お腹減った」と言った。
ショウコは嬉しそうに、
「家に帰ってお父さんのチャンポン食べようね」と言い、
カッちゃんを無理矢理連れて帰った。
当然、
昼飯は、
デカいどんぶりチャンポンやった。
夜はチャンポン鍋と称した、
あの例のチャンポンが、
どんぶりやなくて、
鍋にそのまま入れられたものを食わせられた。
翌朝もチャンポンやった。
カッちゃんは心に、
「ナンとかしなければ😨」と考え、
昼は一人で出歩くことを伝えた。
昼に自由になったカッちゃんは、
マクドナルドを見つけ、
中に入ろうとした。
が、
ショウコの父親がカッちゃんを見つけ、
「こんなところでお金を使うなんて申し訳ない」と言って、
カッちゃんを連れて帰り、
デカいどんぶりチャンポンを出した🙀
夜もチャンポン🙀🙀
翌朝もチャンポンやった🙀🙀🙀
この日はショウヘイと映画館に入って映画を見ていた。
すると、
映画館の従業員がチャンポンを二つ持って来て、
カッちゃんとショウヘイに手渡した。
カッちゃんが驚いていると、
ショウヘイは、
「父さんからの差し入れだよ」と答えた。
尚、
この街映画館のスポンサーを、
『チャンピオンチャンポン』が昔やってたことも知らされた。
映画館の帰り、
あまりのチャンポンの食い過ぎに、
足元がふらつくカッちゃんは、
そば屋のバイクに当てられてしまった!
病院で検査入院することになったカッちゃんのそばに、
ショウヘイが付き添っていた。
そして、
「そばは危ないよな!あそこはうどんまでやってるから、うどんも駄目だ🙅♂️やっぱチャンポンだよな」と話していた。
そこに看護師さんが来て、
カッちゃんに、
「ショウヘイくんのお父さんがチャンポンを作って持って来られたので、それを病院食にしてください」と言うと、
カッちゃんは、
絶叫してしまった😱❗️❗️