ケイシロウとトークアバウト

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林業(りんぎょう)は淋行(りんぎょう)

2024-10-11 23:52:00 | 日記




共働きの林田夫婦が30代になったとき、
念願のマイホームを田舎に建てた。
田舎に移り住み、
以前から計画していた林業を営むことを決意した。

ちょうど、
マイホームの裏山にたくさんの木が生えているから、
初林業記念に、
一番大きな木に電ノコ当てた。

この一番大きな木はしぶとく、
夫婦揃って電ノコを当て、
ようやくこの大木を切ることが出来た。
が、
大木はドシーン!という轟音とともに倒れ、
そのまま裏山をごろごろ転がり落ちて、
林田夫婦のマイホームに直撃したので、
マイホームは全壊した❗️

林田夫婦は全壊したマイホームの前で、
ショック性酸欠状態を起こした後、
爆泣きした😭😭



霧にきりきり舞い

2024-10-10 22:23:00 | 日記




そろそろ濃霧が多発する頃。
そんな濃霧の中で、
昔、
俺の先輩が体験したある出来事。

俺の先輩は同窓会出席の為、
長野県のとある山道を車で走行していた。
そしたら、
凄まじく霧が発生して、
完璧100%の濃霧となり、
視界がぼやけまくり、
どうしようもなくなった。
仕方なく、
霧が晴れるまで車を停めた。

先輩はじっと待っていたが、
更に霧が濃くなった。
すると霧の中から人が出てきて、
先輩の車の窓を叩いた。
先輩が相手を見ると、
ユメジという高校時代のダチやった。
10年ぶりにユメジの顔を見た先輩はうれしくなって、
車のドアを開けようとしたら、
ユメジは笑みを浮かべながら首を横に振り、
手を振りながら🖐️霧の中へ入って行き、
見えなくなった。
と、
そこに、
先輩の携帯が鳴り、
同窓会に来るはずの友人から、
今、
ユメジが千葉の銚子で濃霧の為に交通事故で亡くなった旨の連絡が入った。
先輩は顔が青ざめてしまい、
さっき霧の中から現れたユメジは------😨❓
と、
恐怖をじわじわと感じた。

濃霧が晴れると、
先輩はユメジの事故現場へと方向を転換させた。
同窓会メンバーがみんな銚子に行くと言い出したからや。
ところが、
千葉の銚子に行くのはよかったんやけど、
ユメジの事故現場でとある騒ぎが起こっていた。
それは、
事故ったはずのユメジの車はあるのに、
ユメジ本人がいないとのことやった。
あちこち綿密に調査されたが、
ユメジの血痕すら見つからなかった。
非常に玉虫色な結末から、
同窓会そのものも中止となった。

そして、
あれから4年。
彼らはナニを覚えていたのか😦❓

再び同窓会の知らせに先輩は長野県の会場に行き、
久しぶりに再会したダチたちと食って呑んだ。
その際、
先輩はユメジのことを持ち出した。
すると、
みんな、
そんな奴は知らないと言う。
先輩がムキになって4年前のことを話しても、
記憶にないとダチたちは答え、
卒業アルバムを出し合った。
そのとき、
先輩は卒業アルバム見ながら、
ユメジの写真が一枚もなかったことを知った。
全体写真にもユメジの姿は無く、
卒業生の名前にも無かった。

翌朝、
先輩は仕事の都合で、
会場を最初に出ることになった。
そして、
あの濃霧の中でユメジと会った場所に差し掛かったとき、
また濃霧が立ち込めてしまい、
車を走らせることは困難になった。
が、
先輩は車を走らせたかった。
出ないと、
また霧の中からアイツが出てきて、
窓を叩いたら------

先輩は恐怖のあまり車の外に出て、
絶叫した❗️❗️




虚構のグルメ

2024-10-09 23:41:00 | 日記




コロナ禍の前年。
外食産業の最後の黄金期。

カッちゃんは、
どういう訳か、
テレビでやたら多いグルメ番組にうんざり😮‍💨していた。
見てばかりは飽きたからそろそろ食わせろ、という気持ちやった。

そんな時、
映画館で『天気の子』を観ていたら、
高校時代の先輩、
味野元太郎(あじのもとたろう)と再会した。
元太郎はカッちゃんが知ってた頃から美食家で、
カッちゃんに、
高級フランス料理をご馳走しようと言ってきた。
理由は『天気の子』に感動🥹したかららしい。

早速、
カッちゃんのスマホ📱を通して、
近辺の高級フランス料理店を探して、
オプティメーという名の高そうな店を見つけた。
(オプティメーとはフランス語で、しめた😃❗️の意)

オプティメーに到着した二人は、
席に通されて、
メニュー表を渡された。
全部フランス語のカタカナ表示やったから、
カッちゃんは訳がわからず、
コース料理にしようと言い出した。
すると元太郎は、
「ノン!ノン!ノン!モナミ(フランス語でお友達の意)。コース料理などシロウト。ここは味野元太郎(あじのもとたろう)に任せなさい!」と強く言うので、
カッちゃんは、
元太郎に任せることにした。

元太郎が最初に注文したものは、



海亀のスープ!
カッちゃんはひと口でその味の虜になった。
元太郎は、
「ナンたる美味❗️まるで天上より与えられた宝物に等しい」と感動した。
カッちゃんが天井を見つめたので、
元太郎は、
「モナミ。天井と天上のお区別はおフランスを食する者には常識にござりますよ!」と注意した。
次に元太郎が注文したものは、




キャビアのドミドフ風ブリニ添え!
カッちゃんが食ったことのない逸品やった。
元太郎は感涙して、
「わが口は最高峰の味覚の芸術にあふれり!」と言った。
カッちゃんも感動して、
「マックのチーズバーガー🍔より美味いです!」と言った。
元太郎は厳しく、
「モナミ😡マクドナルドとおフランス料理を比較なさることは、アニメの『ガンバの冒険』とJリーグのガンバ大阪を比較されるのと同じことですぞ!」と言った。
カッちゃんは味野元太郎(あじのもとたろう)のこの言葉の意味が全くわからなかった。
元太郎は構わずに次を注文した、



ウズラのフォワグラ詰めパイ包み!
カッちゃんは戸惑った。
ウズラが丸ごとパイに乗っけられていたからや。
元太郎は構わずウズラの頭から食い始め、
「神がユダヤの民に与えたもうたマナとウズラの奇跡が珍味としてわが味覚を天に誘わん!」と感動した🥹
カッちゃんも恐る恐る食ってみたが、
ガチガチガチに美味かった❗️
生まれて初めての珍味と言っても過言やなかった。
元太郎はチーズの盛り合わせを注文した、



元太郎は、
「おフランスにあってチーズを食わぬと申すは、王将に行ってギョウザを食わぬと申すに等しい。1000以上のチーズがおフランスの1000のドラマを味合わせておいでなのよ」と言いまくり、
チーズを食っては感動した。
カッちゃんもチーズは好きなので食った。
雪印チーズを超えた味わいに満足した。
そして、
元太郎は最後のシメとして、
フルーツ盛り合わせを注文した、



まさに至福弾けるフルーツに喜んだカッちゃんは、
すぐに運ばれてきた高級おフランスケーキとコーヒーに更に満足する。



アンリシャルパンティエ!
カッちゃんは、
イオンモールのケーキなんか完璧に負けていると感動した!!



ブルボンポワントゥ!
コクに満ちた最高級の王宮コーヒーに、
元太郎は「トレビアン(ガチ美味い😋の意)❗️」と叫び、
カッちゃんも、
「ドトールのコーヒーより美味い😋❗️」と叫んだ!
元太郎は厳しく、
「モナミ!さっきから俗世の飲食物を引き合いに出して、お下品な❗️」と言った!

お会計をしようと、
元太郎が会計伝票を見てたら顔から血の気が引いた!
そして、
「オーララ❗️オーララ❗️❗️オーララ❗️❗️❗️」と叫んだ!
カッちゃんが不安そうに元太郎を見つめると、
元太郎は、
「財布には三万円しかないのに二人で30万円になっている❗️」と叫ぶと、
カッちゃんも驚いて、
「先輩!僕は三千円しか持ってません!」と言った。

二人はレジ係にお金が足らないことを告げて、
出世払いにしてくれるように頼んだ。
そこに、
デカい体をしたヤクザ風のオヤジが棍棒持ってカッちゃんと元太郎を睨み、
「レザコンペトン(フランス語でおバカさんの意)❗️」と怒鳴った!
そして二人を店舗の奥室に連れていった。

奥の豪華な客部屋に通されたカッちゃんと元太郎の前に、
しばらくして、
日本髪の高級和服に身を包んだ老女を迎えることになった。
この老女こそ、
裏社会の頭“お家さま“やった。
お家さまは葉巻をくゆらせて、
カッちゃんと元太郎に、
「最高クラスの飯食らっておいて出世払いはないだろ⁉️ひと晩トンネル掘りをして飯代返してもらうよ❗️」と凄んだ!

しばらくして、
寂しい峠道の少し掘られたトンネルに入ったカッちゃんと元太郎は、
大きなツルハシ持たせられてトンネル掘りをさせられた。
その際カッちゃんは疲労で白眼剥きながら、
「もうヤだ❗️フランス料理なんかもうヤだ❗️やよい軒が一番❗️」
と言うと、
元太郎も苦痛に顔歪ませながら、
「かつやもええよ!食生活は庶民的が一番やモナミ!」と言った。










ただいま緊急事態につき

2024-10-08 22:54:00 | 日記




レフティの中学時代のこと。

レフティのクラスの30代女性担任のキハラは、
応急処置とAEDの使い方の授業をした後、
簡単に実践することを提案した。

キハラは急に胸を抑え、
「苦しい」と言って床に倒れた。
生徒たちが急いでキハラの側に駆け寄ると、
「先生!先生!」と言って体を揺すった。
が、
キハラは身動きひとつしなかった。
レフティは上履きを脱いでキハラの顔に当てて、
「先生❗️先生❗️」と叫んだ!
キハラが悲鳴を上げて飛び起き、
レフティに、
「ナニすんのよ😡心肺蘇生の授業してるのに😡😡女性の顔に臭い上履き当てるんじゃないわよ❗️失礼な❗️」と怒鳴った!

レフティのダチのジュードに変わった。

キハラが倒れていると、
ジュードはナニもせずにそのままキハラの顔を見つめていた。
キハラは目を開けて、
「誰が顔を見つめろと教えた⁉️呼吸の確認するところでしょう⁉️」と怒鳴った!
他の生徒たちによって、
呼吸確認と声かけ、119番通報が上手く行った。

次に、
胸骨圧迫の実習となり、
またレフティの番になった。
キハラが倒れていると、
レフティが胸の二つのお山を触ったのでキハラは悲鳴を上げて飛び起きた!
そしてレフティに、
「触んじゃないわよ❗️スケベが❗️腕をまっすぐにして胸を押すだけだと教えたろ⁉️」と怒鳴った!
ここは男子生徒よりも女子生徒がいいということになり、
胸骨圧迫の実習は上手く行った。

次に胸骨圧迫とAED使用実習に入ると、
レフティが急にジュードを睨み、
「お前、ナナコに手を出したろ⁉️シンダチを馬鹿にする気か❓」と怒鳴ったので、
ジュードはニヤリ😁と、
「お前のアレはピストルだから早く終わると言ってたぜ!ナナコを満足させられるのは俺さ」と言った。
レフティもニヤリとして、
後ろポケットからナイフを出してジュードの胸に刺した!
ジュードは絶叫して倒れた!
同時に胸が真っ赤になった。
レフティはキハラに、
「ああ❗️どうしよう❗️ジュードを刺しちゃった!先生、ジュードをナンとかして⁉️」と取り乱した!
キハラはショックのあまり倒れた。
そして、
女子生徒の応急処置に息を吹き返し、
レフティとジュードの度が過ぎたイタズラに超ギレした🤬

校長室に呼ばれたレフティとジュードは、
偽物のナイフとトマトケチャップの小袋で細工したイタズラの一件で叱られるハメになった。
校長はレフティに、
「キミは日頃からイタズラが一線を超えている!心肺蘇生を馬鹿にするとは------ご両親に連絡します❗️」と強く叱った!
するとレフティは、
「え😳父さんと母さんに言いつけるの?」と尋ね、
キハラがニヤリと対応したので、
レフティは顔が真っ青になった。
そしてレフティは胸を抑えて床に倒れた。
キハラは校長に、
「劇団四季に推薦状書いても構いませんわ」と言い、
校長もレフティを見て感心しながら、
「彼にはショウビジネスのトップを獲る実力があるね」と言った。


仏の光より鐘の光

2024-10-07 23:32:00 | 日記




修行僧にして破戒僧の御珍(ごちん)が、
得度(とくど。本僧になる為の手続き)の為に、
とある寺を訪問した。
この寺の坊主たちは快く御珍(ごちん)を迎え入れた。

夕飯時、
御珍(ごちん)は寺の坊主たちに、
「立派な鐘がありながらなぜ鳴らさないのでしょうか?」と尋ねた。
坊主たちの1人が、
「あれは、鐘つくり職人の梶本殿が作られた鐘で、見えない鐘の境界を突かなければ音が出ません(2021年2月10日記事『職人列伝~梶本』参照)」と悲しく語った。
別の坊主も、
「私たちは誰ひとりあの鐘を鳴らせないのです。於道(おどう)様が梶本殿に意図的にあの鐘を作らせたのです」と語った。
御珍(ごちん)は於道(おどう)という名を聞き、
ご飯が喉に引っ掛かってしまった。
先の坊主が、
「於道(おどう)様は私たちに仏の光より鐘の光だと言って私たちの頭を錫杖で叩かれます。けど、あの鐘を鳴らすことは不可能です」と重ねて語った。
御珍(ごちん)は坊主たちに、
「もし私があの鐘を鳴らすことができたら、今度の托鉢でいただいたものを私に渡すのですよ⁉️」と言って来たので、
坊主たちはニヤリ😁と、
「よろしゅうござんす。その代わり、あの鐘を鳴らすことができない時は、毎日托鉢に行かれていただいたものを私たちに渡すのですよ」と返答したので、
御珍(ごちん)と坊主たちの契約が成立した。
この出来事は、
『托鉢合意』という名目でこの寺の汚点として名を残すことになる。

翌朝。

数人の見張り役の坊主を置いて、
多くの坊主たちが托鉢に向かった。
御珍(ごちん)は鐘撞き台で鐘を突きまくったが、
わずかな音しか出せなかった。
御珍(ごちん)は躍起になり、
何度も鐘を突いたが徒労に終わった。
やがて昼となり夕となった。

托鉢から帰った坊主たちは御珍(ごちん)に、
「諦めて食事をなさいませ。今夜のおかずは大根飯ともずくの酢の物にてございます」と言ったが、
御珍(ごちん)は、
「そんな粗食よりもドライカレーと卵スープがほしゅうございます」と言って、
鐘を突くことを諦めなかった。

夕闇迫る頃、
御珍(ごちん)の手は腫れ上がり、
肩が痛み出した😖
それでも我慢して御珍(ごちん)が必死に鐘を突こうとした時に足元がよろけた。
そのため御珍(ごちん)は頭から鐘に突っ込んでしまった。
そのとき、
鐘の音色が美しく響き渡った。

部屋に集まっていた坊主たちはこの鐘の音色に心を奪われるほど感動した🥹
そこに、
額に血を滲ませた御珍(ごちん)が入ってきて、
「境界を極めたり❗️」と叫んで気絶した。

鐘が鳴ったとの知らせは本寺にまで届き、
指導僧の於道(おどう)が寺にやって来た。
於道(おどう)は額に絆創膏を貼った御珍(ごちん)と他の坊主たちを鐘突き台に集めた。
於道(おどう)は一同に、
「み仏に、血と痛みと命を捧げよ」と言い、
目を閉じて拝み出したので、
全員於道(おどう)に倣った。

そして於道(おどう)が鐘の前に立ち手を合わせていると、
本尼(ホンニ)が来て、
「この鐘が鳴ったとのことを聞き本尼(ホンニ)はほんに、うれしゅうございました」と言った。
於道(おどう)は振り返ることなく、
「本尼(ホンニ)よ。そなたの声を聞くだけで読経に励んでいることがわかる。いつのまにかそなたも尼僧の見本となり申した」
とほめると、
本尼(ホンニ)は顔を赤らめて、
「嫌ですわ!本尼(ホンニ)はほんに恥ずかしゅうございます!」と言って於道(おどう)を強く押したので、
於道(おどう)はその勢いで頭から鐘に突っ込んでしまった!
すると、
再び素晴らしい鐘の音色が寺に響き渡った。
於道(おどう)は額に血を滲ませ半分白眼になりながらも寺の坊主たちに、
「仏の光より鐘の光」と言って、
読経し始めた。
一同も於道(おどう)に倣い読経した。