辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

山梨県民なら知っている「〇〇の無いCM」っていうのが、ギリギリな感じで面白い

2017-12-05 09:37:46 | 日本の情景
自分の生まれは山梨県

実家もあり、頻繁に帰省していた頃が非常に懐かしい。。。

当時、週末になると実家に戻って遊んでいてが、
週末の夜はお茶の間のテレビで、山梨県のローカル番組を楽しむ。

もともと山梨は、ケーブルテレビ発祥の地としても名高く
甲府近辺は1970年代頃からCATVによる番組視聴で
山梨にいながらも東京とほぼ変わらない視聴が可能だった。

都心に近い山麓に受信ポイントがあり
そこから東京タワーの電波を拾っているので
画質こそ悪かったが、すぐに改善された。

そして、当時、画期的だったのが
山梨にいながら、神奈川のテレビ神奈川も受信していた時期があったのは驚く。

今で言う所の、川崎でMXテレビを視聴する感覚ではあるけど
当時、アナログ電波だったので、かなりザラザラな画質ではあった。

一方、CATVの配信地域は狭く
実家の笛吹市 旧八代町は、坊ヶ峰という山にあるローカル局の送信所からの電波を
受けて視聴するのが普通だった。

そんな中、ローカルCMを目にすることが普通にあり、
スーパーマーケットのCMが多い中、深夜帯になると、ラブホテルのCMも多数あった。

その一つが、このコマーシャルで
実は、音声が無いCMとして、知る人は知る山梨ローカルのスポットCMがある。

放送事故ギリギリの無音コマーシャルということになる。

この頃、このCMを録画して神奈川に持ち帰り
高校の同級生に見せびらかしたことがある。

それほど、貴重なろーかるCMと言っても過言でない。

本当、1990年代と言えばさほど古い話では無いけど
貴重な試みと言える作品である。

音声が無い 
名前が無いホテル CM (ここをクリック 25秒近辺にひっそりあります)

大好きなTV CM「新栄電機」をご存知だろうか。〇〇な話が聞けて感無量

2017-12-05 09:10:39 | 日本の情景


新栄電機産業は1959年に創業、
1965年8月に法人化した家電量販店である。

東京都葛飾区亀有の本店を始め、
東京の城東地区を中心に、千葉県、埼玉県にチェーン展開を行っていた。

1980年代、日本テレビの昼間から夕方にかけて
ワイドショーやアニメ放送のスポンサーとして
新栄電機のコマーシャルが度々スポットで流れていて、
当時、子供心ながらに「面白いコマーシャルだ! この電気屋に行ってみたい」という
衝動に駆られるほどだった。

そのコマーシャルがこれ(クリックしてください。。。)

コマーシャル1 
コマーシャル2

CMには、当時、アニメの声優としても活動していた、ダミ声の「海野かつを」氏を起用。

これほど、安さと顧客満足度を前面に押し出した
コマーシャルも当時珍しく、関東圏のローカルCMと言えど、
ご覧になった方は多いのでは無いかと思う。

そして、さらにここ数年、
このコマーシャルを制作したディレクターが
自分の身近に居て二度、びっくり!!

もう、20年以上のお付き合いだが、
移動中の車内で、過去に手がけた仕事の話になって
「新栄電機」の話が出てきで驚いた。

当時ならではの苦労話が非常に面白く、
興奮気味に話をあれこれ聞いてしまった。

やっぱ、テレビ創世記から脱出した1980年代、
ある意味、実験的な番組が多かったけど、
今では到底できない、「素朴な面白さ」が多かった時代だった。

元祖OAV「街角のメルヘン」セリフより、あがた森魚氏をガンガン聴かせる不思議な作品

2017-12-05 07:15:02 | 日本の情景

(コレクションのLD)


(VHSテープでのソフトも、だいぶ後になって所有できた。)


OAVというジャンルをご存知だろうか。
オリジナル・ビデオ・アニメーションは、ビデオテープなどの媒体で、
レンタルを主たる販路として作られる商業アニメ作品のこと。
通称はOVA(オーブイエー)オリジナル・アニメーション・ビデオ (OAV) とも称されている。

1980年代中盤以降、家庭用ビデオデッキが急速に浸透してきた頃、
アニメファンをターゲットに展開された略称である。

音楽ソフトも「Hi Fiビデオデッキ」が登場し、
ビデオでありながら、音楽も高音質で楽しめる環境が
拍車をかけている。

当時、2時間録画が出来るビデオテープが、1本数千円する時代で
映画やアニメソフトも販売価格が、1万5千円と高価で、
「レンタルビデオ店」が、どんな小さい町にも
何件もあるほどの勢いがあった時代背景もある。

「宇宙戦士バルディオス」「魔法のプリンセス ミンキーモモ」「ポケットモンスター」を
手がけた、脚本家 首藤剛志先生の作品に「街角のメルヘン」という作品が大好きである。

錚々たる制作陣に、二度驚く!

原案・脚本 - 首藤剛志

キャラクターデザイン に天野嘉孝氏、

美術監督 に、小林七郎氏

音楽 が、あがた森魚氏率いる「ヴァージンVS」

声優 は、ブレイク直前の永瀬正敏氏と、異色な組み合わせに
驚く人は多いのではと感じる。

アニメではあるけど、あがた森魚=A児氏の
ミュージックビデオであり、四六時中、作品の中で彼の音楽が
堪能できる作品であり、新宿副都心をモチーフに繰り広げられる
アニメは、新宿都庁が完成する以前から
変わらない景色が印象的に描かれていることも印象的である。

天野嘉孝氏の原点も、この作品でも感じられ
天野ファンとしては、一見の価値がある。

バブル期以前の作品で、ミュージックビデオをアニメで構成するといった
ことも当時は画期的であり、
首藤氏の脚本も、ミンキーモモやポケモンの原点を感じさせる
不思議な世界観を醸し出している。


ちなみに、DVDやBDにはなっておらず、
VHS LDしかないので、視聴するのには一苦労もあるが、
一見の価値はあるであろう作品と私は断言できるくらい、
勢いのあるOAVである。