アメリカ海軍保有のプロペラ機(輸送機、連絡機) UC-12W


ビーチクラフト キングエア (Beechcraft King Air) はビーチ・エアクラフト社(現ホーカー・ビーチクラフト社)が開発した双発ターボプロップビジネス機。同社の主力製品となっている機材として知られ、軍用としても人員輸送や訓練などに広く使用されている。現在も電子偵察型などの改良型が各国ごとに提案され、新造が続くベストセラー機です。
キングエアは大きく分けてモデル90シリーズ、モデル100シリーズ、モデル200シリーズ、モデル300/350シリーズの4つのファミリーが存在し、また派生型として、主としてコミューター用途のビーチクラフト モデル99の発展型のビーチクラフト 1900が存在します。アメリカ軍はキングエア200をC-12と呼称して使用しています。
モデル350は、モデル300の胴体を延長し2座席を追加し居住性を改善、積載量を増加、主翼スパンを延長してウィングレットを装備し飛行特性と航続性能が改善されています。日本では陸上自衛隊がキングエア350をLR-2の名称で採用し、連絡・偵察任務に使用しているほか、海上保安庁もモデル350ベースのあおばずくを運用しています。
C-12J:ビーチクラフト 1900Cをベースとした汎用輸送機型。
UC-12F:1984年から引き渡されたアメリカ陸軍/空軍向けの機体。キングエアB200C相当。C-12Fのアメリカ海軍向け。
UC-12W:キングエア350をベースにしたアメリカ海軍向け汎用輸送機。
写真は12月21日12時45分頃、片倉城跡公園付近で撮影しました。