15歳の誕生日、少年は夜行バスに乗り、家を出た。一方、猫探しの老人・ナカタさんも、なにかに引き寄せられるように西へと向かう。暴力と喪失の影の谷を抜け、世界と世界が結びあわされるはずの場所を求めて。
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(1985)『ねじまき鳥クロニクル』(1994)に続く、1600枚の大作
私は村上さんの作品は1Q84・アンダーグラウンドに続いて3作品目です
アンダーグラウンドはノンフィクションでありましたが村上さんにとっては大きな意味ある作品だったと思います
この海辺のカフカと1Q84は雰囲気がとてもよく似ていました
カフカ(チェコ語でカラスという意味)と自分で呼ぶ少年とナカタとホシノ少年が四国を目指して旅に出る
意味がよくわからない部分も多いのだけど、なんせ村上さんには圧倒的な力がある・・・だからどんどん読めていける・・・
人生において後悔は日常茶飯事ではあるけれど、起こってしまったことは元にはもどせない・・・
だから元気に笑ってがんばっていくしかない
自分がこの世からいなくなっても、あなただけは私のことを覚えていてほしい、他のすべての人に忘れ去られたとしても・・・
すべての物体は移動の途中にある・・・
メタファ=隠喩という言葉が何度も繰り返し出てくる
メタフォリカルとは・・・のようなという比喩表現ではなく・・・だとはっきり言い換える
これは神の一手だ=これは人間ではできない一手であるというような表現・・・
難しいこととsexを絶妙に取り入れる独特の表現力・・・村上作品は好き嫌いが分かれると思うけど・・・
私はすごく好き・・・
ナカタさんとホシノさんの絶妙の掛け合いがおかしくて笑い・・・やがて泣ける
さて次は何を読みましょうか+o。。o+゜☆゜+o。。o+