ガンバレ、ニッポン

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ベトナム人4人のアパートから盗品200点「仕事なく困っていた」 目立つ実習生の失踪、犯罪…防ぐには

2022-11-16 17:04:00 | 外国人犯罪
ソースから

鹿児島県内の空き家に侵入し、窃盗などの疑いでベトナム国籍の元技能実習生の男4人が逮捕された事件は、盗品とみられる腕時計やカメラなど約200点が自宅から押収された。「仕事がなく、遊ぶ金や生活費に困っていた」と供述。同郷の実習生らは「苦しくても絶対にしてはならない」と落胆する。「職場になじめず孤立し、失踪や犯罪に走る人もいる」と実習生を取り巻く労働環境の改善を求める声も上がる。 

4人は20、30代。2019年に来日した。鹿児島西署によると、30代の2人は「今年6月ごろから盗んでいた」と供述している。盗品をリサイクルショップで売って換金し、山分けしていたとみられる。 

 4人のうち3人は洋酒を盗んだ窃盗罪などで起訴され、1人の初公判が7日、鹿児島地裁であった。福井県の実習先から失踪し、22年6月ごろ、逮捕されたもう1人を頼って鹿児島市に移住。交流サイト(SNS)などを通じて2被告と知り合い、「仕事」と称して盗みを繰り返していたとされる。

  3被告の1人と働いたことのあるベトナム人男性実習生(36)は「職場の人間関係に悩み、生活費に困っていた」と振り返る。最近は働いている様子がない割に、パチンコに行くなど羽振りがよく、不思議だったという。

30代ベトナム人女性は「車の運転や指示役を割り振り、盗みを企てている様子を見聞きしたことがあった」と明かす。「逮捕を知り鳥肌が立った。彼らの家族はみんな心配している」と声を震わせた。

 鹿児島労働局によると、県内の外国人労働者は、届け出が義務化された07年以降、最多の8880人(21年10月時点)。農水産業や製造業などを支えており、ベトナム人が54%と最も多い。

県警犯罪統計書では、21年の来日外国人の刑法犯摘発は40件20人で過去5年で最多。半数以上を窃盗が占める。法務省の調べでは同年に県内で失踪した技能実習生は121人に上る。  

ベトナム人実習生の男性(33)は「在日外国人は犯罪などの報道で目立つことが多く、同郷として恥ずかしい。悪い印象のせいか、日本人との間に壁を感じる」。特定技能の20代ベトナム人男性は「職場でいじめられたり、(実習生の受け入れ仲介などを担う)監理団体に相談しても無視されたりして逃げる人を見てきた。円安で追い詰められる人は増える。本人だけの問題ではない」と話す。 

 外国人の就労支援を全国展開する「アセアンハウス」(東京都)の佐々翔太郎代表は「大半のベトナム人が仲介手数料など借金を背負って来日する。転職できない技能実習生は雇用主と対等な関係を築きにくく、賃金未払いや、孤立しやすい労働環境から逃げ出してしまう」と指摘。

「真面目に働きたい人がほとんど。周囲の関わり方一つで防げる犯罪も多いはずだ」と訴えた。


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