納得してしまいました~~
ソースから
いま、必要最小限のモノで生活する“ミニマリスト”という生き方が注目を浴びています。ムダを省いた究極のシンプルライフが、幅広い世代の共感を呼んでいるのです。
年末の大掃除を機に、「使っていないものをすっかり捨ててサッパリしたい!」という人も多いはず。
“持たない暮らし=節約”の図式に異論の余地はなさそうですが、一方で、捨てないでとっておく方が節約になるモノもあるのだといいます。
では、どんなものが「捨てちゃダメ!」なのか、節約アドバイザーのヨースケ城山さんに教えていただきましょう。
■1:下取り対象商品
靴、スーツ、衣類などは、壊れたり破れたりしたときが買い替えどき。新しいものを買いに行く前に捨ててしまうことも多いでしょう。
「しかし、下取りサービスのあるお店に持っていけば、割引などのサービスを受けることができ、お得です。たとえば、『スーツ1着を下取りすれば39,800円以上の商品に使える20,000円分の商品券を進呈』といったケースがあります」とヨースケさん。
家電、カメラ、スマホ、靴、スーツ、衣類、ゴルフ用品、釣り具、宝飾品、時計など、意外に下取りサービス対象商品は多いもの。新しい商品を買ってもらうための“呼び水”として設けられているケースがほとんどで、多くは「使えなくなっていてもOK」です。
下取りサービスを見越して、使えなくなってもすぐには捨てない選択肢も選べるようにしたいものです。
■2:給与明細、源泉徴収票、全頁記帳済みの通帳
「トラブルから身を守るためにも、お金に関する記録は捨ててはいけません」とヨースケさんは念を押します。
給与明細があれば、自分がどこの会社にいつからいつまで在籍していたのか証明でき、社会保険の支払った金額などもわかります。
「実は社会保険に加入していると思っていたが、事業主が天引きだけして払っていなかった、なんてことが現実にはよくあります。そんなときに給与明細や源泉徴収票が役に立つのです」。
全頁記帳済みの通帳も、のちのち役立ちます。たとえば相続の問題などで過去の入出金の記録を求められた場合や、住宅ローンを組むときに過去5年間の記録の提出を求められるケースなど。“消えた年金問題”のときも、通帳の記録がもとで解決できた例も多かったそうです。
家計簿をつけていない家庭では通帳が家計簿としても機能しますので、保管はマストです。
■3:家電製品などの取扱説明書
説明書には、補償期間や販売店、故障時の対応など、大事な情報が詰まっています。
故障かなと思っても、家電製品は説明書通りに操作するだけで問題が解決することもありますし、使用法について問い合わせができるカスタマーセンターの連絡先も必ず載っています。本来なら保証期間内の修理対応で済むのに、それを知らずに買い替えてしまえば不必要な出費に。
文房具屋さんなどには説明書を整理・保管できるファイルがそろっています。それらを活用して、いざというときに取り出せるよう上手に保管しましょう。
■4:学生時代の教科書
「えっ? 教科書?」と意外に感じますが、ヨースケさんは「子どものためではありません。自分で使うためです。中学、高校くらいまでの教科書を残しておくことをお勧めします」とアドバイス。
資格試験や転職試験のSPIなど、社会に出てからも勉強は必要です。でも教科書があれば、お金をかけずにどんな市販テキストよりも基礎知識から確認することが可能。ほかにも、文系の大学を出た人が転職して理系の知識が必要になるケースなどが考えられます。そんなときに役立つのが教科書なのです。
とはいえ「もう捨ててしまった」という方も多いはず。子どもの教科書を残しておいてあげるという方法もいいかもしれません。
■5:機種変更後のスマートフォン、ノートパソコン
下取りに出すのもありですが、ヨースケさんのおススメは、お古として家族で使いまわすこと。「要は、昔からある“お下がり”の発想ですが、IT機器も工夫すれば立派なお下がりに変身します」とヨースケさん。
「中古のスマートフォンも、家にWi-Fi環境さえあれば通信料がかからずに使えます。わが家では、4人家族ですがスマートフォンが5台あり、2,600円くらいしか通信料がかかっておりません。それでも通話はWi-Fi環境があればできますし、ゲームやメールも音楽も楽しめます。YouTubeだってちゃんと視聴できます」と、目からウロコの節約テクを披露。
ノートパソコンも同様。Wi-Fi環境があればお古でもしっかり使えて、機能も問題なしです。
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いらなくなったものは即処分するのが賢い選択と思いがちですが、保管しておくことで余計な出費やトラブルを未然に防ぐのがこれらのアイテム。
もし、いままさに捨てようとしているものがあれば、ヨースケさんの節約アドバイスを参考に、改めて使い道を考えてみてはいかがでしょうか。
(文/よりみちこ)