丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

1971年2月4日の日記より

2011年01月03日 | 個人史
春が来た!
……と言っても暦の上で。
今日は立春。でもどんどん寒くなる。
でも春は春。たとえば、冬の中にも春があるみたいなの、今まで気づかなかった。
冬と春が同居できるなんて。
つまり、青い冬と同時に青い春もあるんだてなこと。
どういえばいいのだろうか。
つまり、冬田冬だと騒ぐ事が、まるで無意味なようなこと。春は春で関係ないんじゃないのだろうかって言う事。

好きな歌手:堀江美都子のこと

2011年01月02日 | 個人史
アニメソング歌手No.1と言われた堀江美都子の歌を最初に聴いたのは、アニメ「紅三四郎」の主題歌だった。リアルタイムでは1回くらいしか見ていないのだが、主題歌を歌う荒削りながらパンチのある歌声はしっかり耳に残った。おそらくこれがデビュー曲だろうという推測は当たっていた。

その後、彼女の歌うドラマ主題歌は、聴けばすぐに彼女だとわかった。当時は東京オリンピック後の少女スポ根ドラマ全盛の時代。ほとんどのドラマで彼女の歌声が聞こえた。ある番組では途中に別の歌手に替わった時期があったがすぐに元に戻った。受験とかで休んでいた時に当たっていたのかも、と勝手に思っていたが。

少女ドラマだけでなく、アニメソングでも主題歌が流れてくる。時には別の名前の時でも、絶対にそうだと思っていた。「山ネズミロッキーチャック」ではミッチーとチャタラーズというグループ名だったが、チャタラーズというのがステージ101に出ていた男性4人組グループということがわかっていたが、このアニメ以来ミッチーという愛称も知る。

彼女の姿をTV画面で見たのは僕が高校生の頃。当時関西ローカルの生放送の子ども向けスタジオバラエティーが金曜日にあった。その名も「4時だぜ飛び出せワイワイワイド」という、関西TVの番組。スタジオに小学生達を集めて、毎週いろいろなテーマでゲストを呼ぶ番組。けっこう気に入っていた番組で、これを見るために金曜日は急いで家に帰った物だった。
ある日のテーマがアニメソング特集で、当時「さすらいの太陽」というアニメのエンディングテーマを歌っていた堀江美都子がゲストに呼ばれた。
実物を見るのは初めてだったが、歌声から受ける印象とまったく同じだったので安心した。

2回目にTVで見るのが僕が予備校生の時。
夏休み中、ひまでチャンネルをいろいろ変えていた時、彼女の姿が飛び込んできた。一度しか彼女を見ていないけれど、見た瞬間に彼女だとわかった。
NHK教育の「なかよしリズム」という歌番組で、元祖ジャニーズで後に劇団四季に加入する飯野おさみと二人だけで進行していくミュージカルしたての番組だった。
すっかり堀江美都子ファンになっていた僕はこの番組を見るために予備校の授業をさぼったりもした。
印象的だったのが、スタジオにお客さんを招いてのミュージカルショーで、何と絶不調で音をはずしまくった。再放送で何度も流れていたのが気の毒。この影響か、その後この番組自体が終了したのが残念。

3度目に見たのが、アニメソングブームの時。
子門真人歌う「泳げたいやきくん」の大ヒットからアニメソングを歌う歌手達にスポットが当たってTV番組や雑誌に引っ張り出されることとなる。
美少女という事で取り上げられる機会も多かったのに、不思議な事にドラマに引っ張られてのに主題歌さえ歌わせてもらえなかったこと。中盤でようやく挿入歌を歌っていたが、ひどい扱いだと感じた。

ブームが落ち着いて、僕もアニメをあまり見なくなった事もあったが、歌声を聞く機会が減っていたが、実際彼女の仕事量も減っていたようだった。
次に出会うのが主題歌ではなくアニメの声優というのが不思議としか思えない。ロックグループと少女の出会いを描いたアニメ「愛してナイト」で主人公の声をやっていた。彼女が歌う場面はまるでなかった。
余談だが、散髪屋でたまたま開いた少女雑誌のこの漫画を一度だけ読んでいて、そのアニメに堀江美都子が出ていて驚いた物だが。
その後歌手より声優の仕事ばかりなのがファンとしては不満。

アニメソング以外のCDも何枚か出していて購入した。何でも地方のラジオ局でDJをやっていた番組での歌らしいが。

その後彼女の名前を聞く機会がぐっと減る。

先年(2・3年前か)、読売新聞の連載記事で、人生の浮き沈みを語る記事のある回に彼女が登場していた。何でも、結婚したとたん仕事がどっと減らされてしまったとか。ファンとして悲しいなと思った。人間なんだから結婚するのも当たり前だし、それで引退するとかはその本人が決める事で、そうでもないのに離れていく自称ファンという人たちに信じられない思いがする。
まあ時が経ち落ち着いて仕事ができるようになったのはうれしいことだが。
今ではベスト集とか全曲集なども発売されていたりして、その歴史が評価されている事は、デビュー時からのファンとして嬉しい限り。
まあ一度も会った事もないし、すれ違った事もないけれど。

詩集より「旅立つ人」

2011年01月01日 | 個人史
今あなたは旅立とうとしています
ついこの間、知り合ったばかりなのに
今あなたは消えていこうとしています

あなたの行く手に何があるのか
私は少しも知りません

でもあなたは去ってしまうのです
私のことは忘れてしまって

でも私はただ祈るだけです
あなたのよき日のために

いつか希望の来る日のために
私はただ祈るだけです

でもあなたは旅立とうとしています
どこか知らない遠い世界に

今…………


    1971年2月12日