ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

蝉時雨、幾代餅

2020-07-30 09:42:57 | 日々のこと
午前中に買い物に出かけたら、公園の近所で蝉の声が聞こえた。
明けない梅雨のせいなのか、ご近所中の家が庭の木を切ってしまったせいか、
今年は数えるほどしかセミの鳴き声を聞いていなかったので、
「ああ、蟬、、生きてた……」
なんだかホッとした。

帰ってきてぽんぽんに、
「蝉時雨ってほどでもないけど、セミが鳴いてたよ」
といったら、
「蝉時雨って何?」
「え?知らない?」
「知らないなあ」

そうかあ、知らないかあ。
言葉としても情景としても知らないんだろうなあ。

なんか、豊かじゃないなあ、と思った。



夜、母と録画しておいた落語を聞いた。
古今亭志ん輔の「幾代餅」。
おもしろかったー。そしてなんだか心が潤ったわー。

とっても豊かだと思った。