未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

時空を越えた、東京駅の直ぐ側にある○ビルの天麩羅屋さんの畳。

2009年01月12日 19時48分22秒 | 今日のお仕事

もの凄く長いタイトルにて、宜しくお願い致します。(長いタイトルが今、お気に入りです)

時空とは大げさですが、本日お仕事をさせて頂いた、お客様の畳は、「琉球畳表」仕様

のへり無し畳の表替えのお仕事でした。しかしそのお店の畳を引き上げていません。

実は、もう5年も前に遡りますが、そのお店の畳を、新規に、琉球畳で入れ替えをして

その古い入れ替えた畳は、当社で5年お預かりさせて頂いておりました。そのお預かりしていた

畳を今回、表替えさせて頂きまして、今お店にある畳を、又再度、お預かりさせて頂く

そんな、お仕事です。簡単に言えば、取替えのお仕事になります。とっても素敵なお店

なのです。地上3○階から外の景色を眺めながら、目の前で揚げられた、揚げたての天麩羅

を食せる、誠にもって素敵なお店です。そんなお店の畳たちに、本日は5年越しの思いも

込めて、いつか天麩羅食べたいと願いながら・・・込めて製作させて頂きました。畳の搬入が

待ち遠しいです。

  

商品説明 琉球畳表

七島表(琉球畳表)は、カヤツリグサ科に属する多年性草本、「七島イ」を原料として作った畳表で、「七島イ」「琉球イ」「三角イ」とも言われ普通のい草の断面が、丸いのに対し三角形の断面を持ちこれを半分に裂いて乾燥させ選別した上で麻糸を経糸に織り上げます。この表は耐久性があり火気に強いため昔から柔道畳や農家作業場、呉服屋の畳にヘリをつけずに使われていました。現在では、デザイン的に半畳のへり無し畳に使われる事が多くなりました。