未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

この未熟者め。(自分)

2008年03月08日 23時07分58秒 | 江戸っ子の日

 

第三クール終了。 本日江戸っ子の日にて、お願いします。

「今日は俺に腹が立った日だった。

紋へりの合わせ(畳と畳の敷き合わせ部分)はどこも間違いはなく

ピタッと寸分も無くあっていた。今回は縦と横の畳の敷き合わせがあるため

特に製作時に用心を払った。古い歴史のあるお寺の為、畳もかなり古いぜ。

畳床のカタチも悪く、みんな板入れの畳であるぜ。畳を引き上げる際

畳と寄せ木との間の隙間がかなり空いてやがるカタチだったぜ。

俺は製作時にこの隙間を埋める為、畳床との補修と

いっぺんに畳の寸法に用心しながら製作にあたった。

畳床のカタチが悪い為、畳表を張る時に、細心の用心を払いながら

畳表を張った。けどよここが技術不足。センスの足りねぇ所だった。

縦の畳は立つ明かりで、畳表を強めに張らねぇと若干見た目が

シワっぽく見えてしまうってんだ。

まさにそのカタチに何枚かの畳が陥っていた。

紋ヘリの合わせ。畳床への配慮。そいで畳の寸法等に用心をとられ

マジの意味での畳の寸法にきずかなかった。己の未熟さを痛感した。

すぐさま畳表の張り直し。俺に腹が立った。」

その現状において何が大事なのかを見極める事。

分かっていたつもりはいいわけにならない。悔しい一日だった。

P.S  帰ってきてから へり無し畳 の製作。

琉球畳表を使った。へり無し畳でした。そんな畳表についていた商標。

パンダよ 持たされている感が出ていて哀愁ものだぞ。

「中国産だが、大分県認定な商品です。」


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