未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

過去からの産物

2008年03月31日 19時13分53秒 | 今日のお仕事

今日は朝から、底冷えする寒さで、道端の桜もキュと引き締まった感じに見受けました。

私は、朝から畳の引き上げに、埼玉県 川口市に向かっていました。

雨の日は嫌いじゃないんですが、一つ問題が・・・

学生の頃、私はバスケットボールに青春を燃やしていました。性格上とことんやるタイプらしいので

成長過程で膝を壊してもずっとバスケットを止めませんでした。かばいながら時を過ごし

治療する分けでもなく、案の定、両足が故障しました。それからというものケアはしていますが

雨の日になると何故か膝がきしむのです。うずくというか、とにかくの違和感です。

  

今日も階段で5階の重たい畳を8往復

三部屋分(16.5)枚の表替え仕事です。本来なら16往復位して運ぶのですが

私は、階段の上り下りが何よりも、膝にくるので、畳を頑張って2枚づつ運びます。

畳一枚、古くて乾燥しているとは言え、27~28キロ位はあるかもしれません。

その畳を二枚なので、60キロ近い重さを担ぎます。想像すると60キロ近い人間を

階段で、5階から、8人下ろしてくる想像です。  これはこれで体力的にきついのですが

私にとって階段の上り下りが半減する方が、重たい畳を下ろすリスクより勝っているのです。

一生、働く仕事だから、身体を大事に、向き合って生きたいです。

P.S 畳を上げる場合は、一枚一枚そーっと運びます。

そして明日も何と、5階16.5枚が続くのです。

階段よ 「一段でもいい。減って下さい。お願いします。」 


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