未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

江戸の粋を今に伝える【一本縁】祭り。

2011年01月10日 20時25分50秒 | 今日の祭り

大げさなタイトル始まる、今宵のブログにて、宜しくお付き合い頂きたいと存じます。

今年最初のお仕事は、「一本縁」と呼ばれるお仕事で、真ん中の畳を縁無し畳を用いて

隣り合った畳の縁が、二本並びとならないように、敷き合わせの妙をつくり出していく事によって

座敷にさっぱりと洗練された美しさと、一本縁の特質的な空間のひろがりを表現しようとする

関東特有のお仕事にあたります。当社でも、「一本縁」をこよなく愛するお客様にお育て頂きまして

今回、お仕事を頂きましたお客様に、御提案させて頂きました。

表現するお部屋は四部屋。材料も、年末から手配させて頂き、この三日間製作をさせて頂いて

おりますが、日に日に、畳との会話が増して参りました。

  

  

工場の中には、冷気がが舞い込みますが、私は、闘志を燃やしています。

畳表には、生産者様のお気持ちを感じ、畳床にも、製作者様の拘りを感じ、畳縁は、初めて勉強

させて頂く、麻縁の素晴らしさを感じながら、畳は、様々な、願いや、拘りによって、

一つの、生きている「畳」になるのだと、改めて、勉強をさせて頂いております。

畳との会話の中で、四代目精一杯の温もりを込め、製作中です。

  

タイトルのように、粋な空間を伝えられるように、頑張ります。


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