いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

川村記念美術館のはな その1:水滴に耀くオウバイ

2008-04-11 01:21:36 | 散策
早春の頃になると葉のでる前に、今年新しく生えた枝ではなく、前年枝の各節に対生して開花するのがオウバイです。

原産地・中国では「迎春花(げいしゅんか)」、日本に渡来した年代が不明の「黄梅」が文献に出てくるのは、元禄8(1695)年に発行された『花壇地錦抄』の記録が最初のようです。

『花壇地錦抄』は、草花類だけではなく、植木類も所載した、日本最初の総合園芸書といわれている、伊藤伊兵衛(三之丞)の著書です。

梅には、白梅、紅梅、黄梅(おうばい)がありますので、梅の仲間と思いましたが、本黄梅(ほんこうばい)と呼ばれている他人でした。黄色い梅にお目にかかったことはありません。

梅は、バラ科サクラ属、黄梅は、モクセイ科ソケイ属で、学名は、Prunus mumeが前者、後者はJasminum nudiflorum、英語名は、winter jasmineでした。梅の渡来の方が850年余りも前ですから、花の色と形が梅に似ているので黄梅と命名されたようです。

大雨注意報が出されてからも、後に続く低気圧の影響で前夜来の雨となった10日、午前中に小降りとなりました。枝垂れ桜を背景にした新緑色の苔、散策路のカタクリを撮り直したかったので、川村記念美術館を再訪しました。

雨で花を閉じたままのカタクリは、写真になり難いので苔のある所へ直行です。
苔のある風景は、曇天の下でオオシマサクラと枝垂れ桜に囲まれたものとなり、イメージしていた太陽の光を反射する苔の新緑色には及びませんでしたので、快晴日を狙って再挑戦です。

しかし、水滴となって溜まった雨が花に溶け込んでいるオウバイは、新鮮な生命力に輝いています。息子から譲り受けたニコンD70を接写モードで撮影、それをトリミングしたオウバイです。

川村記念美術館のオウバイは、スチールカメラの魅力を捨てがたい元気印に、デジタルカメラD70との付き合いを躍如として薦めてくるのです。


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