いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

佐原の町 その2 まちぐるみ博物館

2008-04-15 22:35:14 | 散策
五月人形めぐりは、4月12日から5月11日までの1ヶ月間、佐原おかみさん会が主催する地域起こしイベントです。

五月人形を展示する家を「佐原まちぐるみ博物館」と名付け、各家が所有している五月人形、兜、金太郎、鍾馗様、鎧兜、節句の切絵、掛軸、内のぼりなどのお宝を展示しています。

五月人形(写真)は、東薫酒造(とうくんしゅぞう)に展示してあります。
五月人形めぐりチラシでは兜になっていますが、見ごたえのある五月人形が酒造の二階に展示されています。
ここは、午前10時から30分間隔で行われる酒造見学の時だけしか内部に入れませんが、地酒の試飲やガイドと情報交換も出来るので待ち時間は苦になりません。

「まちぐるみ博物館」は東薫酒造を含めて25館あります。
いずれも散策路沿いにあって、家の蔵見学、佐原の名産品を探しながら博物館めぐりが楽しめるようになっています。

三菱館に隣接している「佐原町並み交流館」には、縮小して作った山車を展示して、本山車の特徴などを解説していますし、町並みを案内するボランティアが常駐していますので、思いおもいの情報が入手できます。

交流館では現在、下野(しもつけ)ひとがた人形が展示されています。
佐原に縁の深い人形かと思い地元で調べた結果は、小山市無形文化財に指定されている「下野しぼり和紙・下野人形」で、目鼻のない顔は観る人の心を映し、作る人の心をも表している、幸せを呼ぶ紙人形であることまで分かりました。この人形については、情報を収集しているところです。

14日の佐原町その1で、

「植田屋荒物店の歴史も古く、宝暦9(1759)年創業と、小野川と佐原の町並みを考える会の案内板にあり、これは考える会に加入している店舗や旅館の玄関などに掲げてあります」

と、紹介しました。

『植田屋荒物店の歴史も古く、宝暦9(1759)年創業と、小野川と佐原の町並みを考える会の案内板にあります。香取市佐原地区は「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区・じゅうでんけんちく):商家町」に指定されており、地域内の建築物91と工作物3です。
これら指定された建築物や工作物を見学者がその場で分かるようにするために木の看板を作り、小野川と佐原の町並みを考える会が設置したものです』

が正確な内容です。

そして、香取市佐原地区が重伝建地区に指定されたのは、平成8(1996)年、川越市の川越地区が商家町として指定されたのは、3年後です。
関東地区にある重伝建地区指定地区は佐原と川越の2ヶ所だけです。

何はともあれ、わが町に活気を与えようと地域ぐるみで必死に努力している汗の臭いが爽やかな町、それが佐原です。


コメント
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