いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

下野ひとがた流しびな その1 鯱兜

2008-04-24 23:41:46 | 散策
佐原の町シリーズで書いたひとがたを2回に亘り個々に紹介します。

番外編の写真は下野ひとがたの全景写真のため、個々のひとがたの表情が判別し難いので、写真を拡大します。

トップバッターは兜(写真)です。
鯱(しゃち)が獅子を呑み込もうとしている姿を連想しますので、独断と偏見で「鯱兜」と名付け、その感想を書きます。

この鯱兜の力は、鋭い眼力を放っている鯱にあります。
実戦用の兜では、頭部を守る鉢(はち)の部分が鯱、眉庇(まびさし)の上に据えられた獅子が対戦する相手を睨みつけ、鯱と共に威嚇しています。この獅子の耳は前立(まえだて)、立物(たてもの)と呼ばれる装飾部品のひとつにデザインされており、平安時代以降の兜に付くようになったものです。

獅子の両脇には、両手を広げて、拙者に近づく邪魔者は容赦なく突き飛ばすぞと、武士の無言の意思を表示しているような「しころ」があり、頭部を固定するために顎で結ぶ忍緒(しのびのお)も太く頑丈に作られています。「しころ」は、後頭部や首周りを守るために、牛革や鉄を素材にした防具で、甲冑を構成する最も重要な基本要素になっているものです。

「この兜が一番似合う戦国武将は、誰でしょう?」

ボケ封じ観音さまがクイズ遊びを仕掛けてくる。

「そうだ!! 信長、秀吉、家康の甲冑姿を想像してみましょうか」
「調和の取れた鯱兜には、織田信長は不釣合いですよ。観音さま」
「徳川家康はどうですか」
「眼光鋭く相手を射抜く鯱は、ホトトギスが鳴く前に射殺してしまうでしょう。この鯱兜をビシッと決めるのは、豊臣秀吉しかいない」

鳴かぬなら 鳴かせて見せよう ほととぎす

桜が散り、新緑の季節を迎える諏訪神社の森から、ほととぎすの鳴き声が聞こえてくる。
 
キョッツ、キョッツ、キョキョキョ、 キョッツ、キョッツ、キョキョキョ、
 
香取神宮の杜では、ほととぎすの卵を孵化させ子育てをしたウグイスがさえずっている。

ホー、ホケキョ、ホー、ホケキョ、キョ、キョ


コメント
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