言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

加齢性難聴

2020-12-09 06:38:00 | 日記
少し前のブログに自転車のベルを購入した内容を書きました。

取り付けも完了して、早速、使っています。

使ってみると、ある事に気付きました。

それは、小学生には効果があるが、

高齢者には効果が少ないという事です。

私が購入したベルはジリジリ鳴るタイプではなく、チーンと綺麗な音がするタイプです。

ジリジリ鳴るタイプより音量は小さいかもしれません。

一般的に聴力は30歳位から低下が始まり、60歳以降に聴力低下が加速します。

これは加齢性難聴と言われます。

加齢性難聴の特徴は高音域から聴こえにくくなっていきます。

子どもには聴こえて、大人には聴こえない、モスキート音。聞いたことがあると思います。

モスキート音とは蚊が飛ぶ音のような高音域の人工的な音です。

つまり、自転車のベルが高齢者に効果が少ないのは、音量もあるかもしれませんが、

高音域の音が聴こえてない可能性があります。

加齢性難聴が進むと、

嫁の言う事は聴こえないフリをして、

息子の言う事は聞く。

これは嫁姑問題ではなく、

女性の声の方が高く、男性の声の方が低いため、男性の方が聴こえ易いという事です。

高齢者は高音域が聴こえにくい事を周りが理解して対応したいですね😊