光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

台湾旅行 その4 2014.12.21(日) 台北市立美術館

2015年01月11日 | アート 現代美術

淡水から台北に戻り、台北市立美術館に来ました。 南門です。

 

 

この美術館は現代美術を中心にしており、楽しめました。

それもそのはず、台北ビエンナーレ2014が、開催中でした。(2014・9・13~2015.1.4)

でも、それはブログを書いている今、知ったこと、ラッキーでした。

最初にインパクトを受けたのは、周慶輝の《人的荘園》です。 4部作構成でした。  

周慶輝 / Ching-Hui Chou (台灣) b.1965

 

最初は絵?写真?と判然としなかったのですが、見ていくうちに写真とわかりました。
写真としても、これだけの人や林や事物を、どうやって写しこんだのだろうか?
《人的荘園》というエッと思うようなタイトルとともに、この作品に惹きこまれました。

 

 

 

 

 

 

左側のおばあさんの部分をアップにしました。 口のまわりの青は何だろうとみると、酸素マスクなんだ。

どうやって撮ったのかは、帰国後、この作品のメイキング・フォトを見てわかりました。  
屋外でセットを組み、モデルを使って撮っています。
演出された写真で、日本でも やなぎみわ の写真作品がそうですし、古くは植田正治の砂丘での家族作品もそうです。
しかし、ここまで大掛かりに行うと、一般的な写真作品の枠を突き破って、新たなアート領域の作品といえます。

 

これは会場内、点景として紹介

 

 

これも会場内の点景ですが、床にある作品を撮ったというよりは、ファインダーに写るトータルのものが、いいなと思い撮りました。
私のアート作品の撮り方は、作品を正面から撮ったものと、作品の周りも撮ったものに分けられますが、後者のほうが後から見直しても
印象深く見えます。 これについては別に、特集してみたいと思います。

 

 

機械への葬礼  

 

 

 

 

 

 
阿布·巴卡·曼薩雷 / Abu-Bakarr Mansaray  (獅子山共和國/荷蘭) b.1970  現居住並工作於荷蘭哈靈根

《超越創造》,2004
原子筆和石墨繪於紙,150 x 201.5公分   日内瓦CAAC-The Pigozzi收藏

 

次に紹介する作品も気に入っています。 英国のチャールズ・アベリーの作品コーナです。

查爾斯‧艾弗里 / Charles Avery  (英國) b.1973  現居住並工作於倫敦

 

 

 池の鰻と、鰻を狙う鳥、少し気味が悪いのですが。

 

無題(池),2013
青銅、金屬、手工吹製玻璃、水,330 × 350 × 54.7 公分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


無題(經驗主義者),2010
青銅、紙板、膠彩、壓克力,50 x 28 x 30 公分

 

外は雨が降っています。

 

 

 
朱駿騰 / ChunTeng Chu  (台灣) b.1982  現居住並工作於台北

《伊索的蝙蝠1號 - 泰國八哥、海馬、青蛙》 2014
動物骨骼、水晶、大理石、胡粉、PVC,24x36x14公分

 

1階エントランスホールではコーラスのコンサートが

 

ポピュラー音楽のコーラス、日本のハイファイセットやサーカスなどのコーラスを思い出しました。(古いか)

 

 

さて、一転、夕食はご婦人方が以前に食べて美味しかったという店で、フカヒレコース。

 

鮑のスープ。  鮑は昔、紀伊勝浦のホテル浦島で食べた生鮑のバター焼きが忘れられない味。

 

白菜鍋、具は白菜がほとんどなのですが、スープの味が絶妙でおいしかった。

台湾の物価は、東京とさして変わらないとかで、このフカヒレコース、結構なお値段でした。  スネが痩せ細ってタマリマヘンワ(関西弁に)


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