11月1日(木)「全員巨匠!フィリップス・コレクション展」のブロガー内覧会に行ってきました。
展覧会のフライヤです。
18時から受付開始で、少し早く着いたため、三菱1号館美術館の外観をスマホで撮影。
最初に、この美術館のミュージアムストアの代表の方から、「フィリップス・コレクション 1/12再現ミニチュアギャラリー」の紹介。
下の写真の下段に並んでいる作品のミニチュアがそれで、全部で64種類。 今回の展示では、こうしたグッズにも力を入れているようです。
なんと、フィリップス邸のなかをミニチュアで再現! 国内の作家に制作を依頼したとかで、精巧なつくりに驚きました。
さて、展示の紹介です。 展示順は、フィリップス・コレクションの作品取得順というのがユニーク。
見終って、なるほどと思いました。
作品キャプションの左上の数字が、フィリップス・コレクションのカタログ番号、中段の白抜き数字が
作品取得年にもとづく展示順の番号です。 モネがトップです。
ドーミエです。 コレクションの創始者、ダンカン・フィリップスは、ドーミエが気に入っていたようです。
クールベの「地中海」。 色合いがいい。
シスレー、雪の風景が、うまく表現されている。
シャルダンの作品。 フィリップスが特にお気に入りの作品です。 私は、西洋画の写実的な静物画には、関心がない
のですが、この作品にはサムシングを感じます。
フィリップス・コレクションは、ボナール作品を多く所蔵しているようで、今回は4点、出品されている。
10月7日にボナール展(国立新美術館)も見たので、最近、一番見た画家になります。
クールベのこの作品、岩山のマッシブさ、爽やかな色合いがいい。
コレクションの創始者 ダンカン・フィリップスとその邸宅(現美術館)
↑ 1920年頃 ↑ 1900年頃
展示作品の間に、フィリップス邸での展示状況と、ダンカン・フィリップスの言葉が掲げられています。
このブログでは、邸宅内での写真を中心にフォローします。
セザンヌの自画像。 自画像を描くとき、照れとか見栄とか、俗人は気になると思うのですが
セザンヌはストーレートに描いているように感じる。
ボナールの2点目。
三菱1号館美術館で、一番大きな展示室。ここで担当学芸員の安井裕雄氏のトーク。(ナビゲータは「青い日記帳」のTakさん)
ブロガーも50人近くが参加。 写真左側の壁面には、撮影禁止の作品が多く、その中にマイベストのピカソの塑像作品《道化師》がありました。
ルソーの絵は、ミントガムを噛んでいるような気になる。
ボナール3点目。《棕櫚の木》
ボナール4点目。《開かれた窓》
ゴッホ。
セザンヌ。 何でもない静物や、風景をアートにする表現力に感嘆・脱帽。
ダンカン・フィリップスの妻マージョリーは、画家で、作品の購入決定に大きな影響力があった。
モランディの作品は、初めて実物を見ました。 確かに、芸術作品として後世に残りますね。
ジャコメッティの《モニュメンタルな頭部》も、すごく存在感がある作品でした。
マティスの作品で、紹介を終わります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます