今年も祇園祭の山鉾巡行は中止ですが、巡行の順番を決める「くじ取り式」は2年ぶりに行われました。
くじ取り式は順番をめぐる争いを避けるために、500年前の応仁の乱後の室町時代に始まったとされています。
山鉾巡行は中止されても、歴史あるくじ取り式の段取りや所作などの文化を継承する必要があるとして、行われたものです。
京都市議会の議場では、紋付きはかま姿の山や鉾の各保存会の代表者たちが順番にくじをひき、山鉾巡行の代わりに、それぞれの代表がさかきを手にお旅所を拝礼する行列の行進順を決めていきました。
その結果、前祭(さきまつり)で先頭の「長刀鉾」の次を進む山一番は、「霰天神山」が引き当てました。
後祭(あとまつり)では、「橋弁慶山」と「北観音山」の次を進む山一番は、「役行者山」に決まりました。
2018年のくじ取り式の様子

また、今年は2年連続祇園祭山鉾巡行が中止されますが、技術継承のため山鉾建ては実施されます。
山鉾を長期間建てないことで組み立て技術の継承や懸装品の保全に悪影響が出かねないと判断したそうです。
コロナウイルスの感染拡大が見通せない中、祇園祭山鉾連合会からは「観覧を控え、静かに見守ってほしい」と異例の要望が出されています。
山鉾建てを行うのは34ある保存会のうち長刀鉾や函谷鉾、月鉾など18基です。