京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

アフリカバオバブ 開花

2021-07-15 17:40:20 | 2021 花


 今年も植物園温室でアフリカバオバブが開花しました。
アフリカバオバブは熱帯アフリカマダカスカル原産です。
サン・テグジュペリの「星の王子さま」では星を破壊する巨木として紹介されています。
 花は下向きに咲き、真っ白な花弁の中央から丸く房状の雄しべが下がっています。
夜行性のコウモリが花粉媒介を行うため、夜に開花します。
22時頃に満開になり、翌日昼には落花する一日花です。
 
今回は三つ開花していました。













しばらく開花が続きます。



















絶滅危惧のタキユリ開花、 鬼ユリ、オウゴンオニユリ

2021-07-15 06:38:48 | 2021 花


タキユリ(崖百合)開花です。
カノコユリの変種で、柱頭が違い、崖に下垂して咲き、徳島、高知、長崎の山中に見られます。
四国で「タキ」は崖の事を意味します。
環境省の絶滅危惧種(VU) に指定されている日本固有種です。
花被片は白色で淡紅色を帯び、濃紅色の斑点があり、強く反り返ります。














鬼ユリ





鬼ユリに蝉の抜け殻





オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)
原産地は対馬です。
花の形や姿がオニユリとよく似ていて、オニユリの変異種であるといわれています。
オニユリは伸びた茎の先に、濃いオレンジ色の花を咲かせます。
オウゴンオニユリは、花の色は薄い黄色をしています。
日本に自生しているユリの1つですが、対馬にだけ自生しています。
ですが対馬でも数が激減しているそうです。