衆議院第1議員会館で開かれた、
年後見制度の問題点と自己決定支援のあり方学習会に参加した。
・今の成年後見人制度では、後見人がついても契約の内容や形が
被後見人の希望を反映した内容や形に変わることはなく、
決定が代行されているだけというのが現実。
成年後見制度は、決定代行から本人の決定を支援する方向に変わるべきだ
という内容だったと思う。
知的障害の当事者からご自身の歴史を踏まえて、
「ハンディがあっても、誰でも同じように自分の希望を実現するために
応援をお願いします。」というアピール。
精神障害の当事者からは、
「人はだれでもYesかNoかを判断して決定することができる。
ただその表現は様々ある。
必要なのは、その表現を理解するコミニュケーション支援であって
自己決定支援ではない。」というアピールがあった。
一般的には、自己決定をする以前に生命維持ができているのではないか。
食事、排泄、睡眠、入浴、衣類の着脱、服薬など
安心安全に生命維持をしたいという希望がかなわない人がいる。
自己決定を支援することは必要だと思うが、
それ以前に、まず生命維持を支援してほしいと思う。
家族やボランティア、誰にもに依存せず、
一人(介護員と)で生きたいという希望を実現できるよう支援して欲しい。
自分は、いたわられたり、保護されるだけの立場ではなく、
いたわったり、保護する立場にもなれることを実現できるよう支援が欲しい
コミニュケーション支援を含んだ、安心安全な生命維持の支援があれば、
自己決定はできると思う。
ささき