てくてくの事務所から沼袋駅へ行く通りのことを普段何気なく「バス通り」と呼んでいます。
バス通りという名前からは「バスが中心の通り」が連想されますが、実際はバスにとって過酷な通りです。
道幅が狭くて歩行者も多く、バスと路肩のすき間を歩行者や自転車がスルスルとすり抜けていきます。
路肩に車が止まっていたりすると、その度にバスは停止を余儀なくされます。
停止を余儀なくされた場合、バスの運転手さんは基本的に「待つ」姿勢を保ちます。
待っているうちにだんだん後続の車が溜まってきて、運転手さんの心中は決して穏やかではないはずですが、平静を保って待ち続けます。
そういうのを見ていると、ささやかな感動を覚えます。
待つことって意外と難しいですからね。
何事もそうですが、焦って何かを中途半端に行ってしまうと事故につながる恐れがあります。
しっかり「待つ」ことで「いつも通り」を維持することをバス通りのバスから学びたいと思います。
安田