5月2日のブログに
もずはるおさんからコメントを頂きました。
そこで紹介されていた
「原発がどんなものか知ってほしい」
を読みました。
「私は原発反対運動家ではありません。二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。」
「素人の職人が作る原発の「安全」は机上の話」
という平井さんは1997年1月に癌で亡くなっていますが、
今回の事故を受けて書いたと言ってもおかしくない迫力の証言です。
心からの叫び!福島第一原発設計者 菊池洋一さんの
今とが重なります。
以前旅行した北海道泊原発の隣の共和町での中学生の発言を読むと
負の遺産を残されてしまう世代の存在に愕然とします。
以下は平井憲夫さんの文からの抜粋ですが、是非、全文を読んで下さい。
ささき
『原発安全」の洗脳を、電力会社は地域の人にも行っています。
有名人を呼んで講演会を開いたり、文化サークルで料理教室をしたり、
カラー印刷の立派なチラシを新聞折り込みしたりして。
だから、事故があって、ちょっと不安に思ったとしても、
そういう安全宣伝にすぐに洗脳されてしまって、
「原発がなくなったら、電気がなくなって困る」と思い込むようになるのです。
私自身が二〇年近く、現場の責任者として、働く人にオウムの麻原以上のマインド・コントロール、
「洗脳教育」をやって来ました。
今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、
膨大な電気や石油がいるのです。
それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。
それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。