東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

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こねこ

2020年07月22日 | てくてくのまいにち
1ヶ月少し前に、うちに生後1ヶ月ほどの赤ちゃん猫がやってきました。
幼いうちに母猫やきょうだいと引き離されてしまったので、最初は怯えていました。
野良でしたが幸いお医者さんからも「健康そうだ」と言ってもらい
よく食べ、すくすく育っています。
グレーの毛色から、日本の伝統色「銀鼠(ぎんねずみ)」「錫色(すずいろ)」の、すず、と名付けました。


とてもちいさい。

まず想像以上に大変だったのが、トイレトレーニングです。
前に住んでいた京都の山で一緒に暮らしていた猫さんは、外や床下でしていたので
トイレ事情は全く知らなかったのです。
立派なシステムトイレ、安全で香りの良いと謳われるヒノキチップを用意しても、
すずちゃんは全然おしっこしてくれません。
あっという間に私の6畳間はあちこちがトイレになってしました。

「猫は大きめのトイレが好き」
「おしっこやうんちのにおいのついたティッシュを置いておけばすぐに覚える」
「猫は綺麗好き、トイレは常に綺麗にしておきましょう」
「猫砂は安全な物を。ヒノキチップはフィトンチッドのアロマで猫も癒される」
本やインターネットにはこう書かれています。
でも全くそのようにうまくはいきません。
必死で洗濯、掃除を繰り返す日々。
綺麗好きな猫さんのためにトイレを丸洗いしても、だめです。
すずちゃんはめちゃくちゃ可愛いけど、正直疲れ切っていました。

夜中に寝ている私の上でじょじょじょとお漏らし、
うぎゃー!と飛び起きて慌てて片付ける私に、すずちゃんはにゃ、にゃ、にゃ、と戯れてきます。
何度か繰り返して、思いました。
私の上でおしっこすると絶対起きてくれる、と思ってすずはおしっこするんじゃないか、と。
私は日中仕事でほとんど留守なので、遊んでほしい、”嬉ション”なのかもしれない。
そしてすでに部屋中おしっこのにおいで、トイレはどこだかわからなくなっていたと思うのです。

ある時すずちゃんが観葉植物の鉢の上でうんちしていたのを思い出しました。
ヒノキチップより細かい軽石みたいな物がいいのかなと考えて、
無臭の紙製の猫砂にしました。
私自身、「良い香り」と書かれているヒノキチップのキツい香りに嫌気を感じてきてもいたのです。
紙製に変えた途端、すぐにおしっこしてくれるようになりました。


めっちゃ甘えん坊です。

うんちは、もっといろんなところでしてしまっていました。
「猫はトイレにうんちがあると嫌がる」と書かれているので
見つけたらすぐに片付けて、摘んだティッシュを置いていましたが、
すずちゃんはそのティッシュで遊んでしまう。
カラカラになったちっちゃいうんちを、ちょんと砂の上に置いておいたら
やっと!昨日、トイレでしてくれました!!
感動のあまり写真に撮ったのですが、その写真を掲載するのはやめておきます。。


トイレでうんちできた直後の、ドヤ顔すず。

この間、すずちゃんとの付き合いで改めて感じたのは、
普段自分が使っている言語に依らないコミュニケーションをするときに、
一方的に相手を”わからない”と、こちらの当たり前を押し付けて判断しようとする乱暴さ。
本やインターネットの情報が参考になることもたくさんあるけれど、
すずちゃんの様子を見ていないとわからないこともたくさんあります。
おとなも、子どもも、人間も、動物も、
それぞれの立場を意識して、相手を尊重しないとな。
(特に社会的属性による力関係が生じる場合は、気をつける必要があります。)

おしっこうんちの事しか書きませんでしたが、
すずちゃんは、やんちゃだけどちょっとビビりで、陽気でめげない、めちゃくちゃ可愛いこねこです。
そして私のことが大好きで、一緒にいてすごくリラックスしてくれています。

でーん

市川

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