東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

東京都指定障害福祉事業者LLCてくてくのスタッフや周辺の人々が週変わりで語るブログです。

知的障害者の自立生活 これまでとこれから

2025年01月29日 | 介護、重度訪問介護、障害者、難病

知的障害のある人の自立生活を考える会 2024年度オンラインシンポジウム

申し込み受付開始しました

「知的障害のある人の自立生活を考える会」は、知的障害のある人が、他の者と同様にどこで誰と生活するのかを選択できる社会の構築を目指して活動しています。

 当会およびその前身である「自立生活声明文プロジェクト」では、2017年より毎年シンポジウムや学習会、リレートークなどの企画を通じて、知的障害のある人が施設や親元を離れて地域で自立生活をする日本各地の実践事例の共有、そして全国の当事者や関係者がつながるプラットフォームづくりを行ってきました。

 本年度、当会では、2014年の「重度訪問介護」の重度知的障害への対象拡大という制度改革を切り口として、知的障害のある人の自立生活に関する運動の歴史を振り返り、いま現在の課題を共有し、そしてこれからの実践に向けて対話するオンラインシンポジウム〈知的障害者の自立生活 これまでとこれから〉を開催します。

日程|2025年3月1日(土)13:00-16:30(予定)

形式|ウェビナー(オンラインでの動画配信)

情報保障:パソコン文字通訳(パソコン文字通訳者会ユビキタス)

       手話通訳

参加費|カンパ制

申し込みリンク先のイベントページより申し込み下さい

       https://everevo.com/event/89436

後援|全国手をつなぐ育成会連合会 NPO法人東京自閉症協会 

     NPO法人全国自立生活センター協議会 NPO法人自立生活センター小平 

         全国障害者介護保障協議会 昭和音楽大学


協力|合同会社てくてく NPO法人風雷社中 社会福祉法人ぽぽんがぽん 社会福祉法人創思苑 

     合同会社ヒビノクラシ  認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ

主催|知的障害のある人の自立生活について考える会

シンポジュウム概要

第一部「重度訪問介護の対象拡大から10年——これまでを振り返る」

2014年に重度訪問介護が重度知的・精神障害者に対象拡大してから10年が経ちました。

この間、重度訪問介護の知的障害者の利用者数は、数は少ないものの、4倍(316→1250)となっています。ここでどのような暮らしが展開されているのか、私たちはこれまでつながった人たちから教えていただき、オンラインサロンなどでご紹介してきました。

支給量やヘルパーの確保に課題を抱えながらも、それぞれが自分らしい生活を形成し始めていることが示されてきたと思います。

今回のシンポジウムでは、この制度改革の際、中心にいらっしゃり、そして現在も制度政策に意見を突き付ける存在であるDPI日本会議副議長尾上浩二氏をお招きし、重度身体障害者の制度として使われてきた重度訪問介護の対象拡大をどのように構想され、それが実現していったのか、そして、国連から脱施設を強く要請する勧告が出される中、今後どのように自立生活を支える仕組みとしての介助サービスを(さしあたり今は重度訪問介護)構想しているのか、いくのか、というあたりをお話ししていただきます。

本会からは同様に対象拡大の制度改革の際、中核にいた岡部耕典氏が加わり、田中恵美子氏が質問をしていく形で進めていきます。

登壇者 

DPI日本会議副議長 尾上浩二氏

1960年大阪生まれ。子どもの時から脳性マヒの障害があり、小学校を養護学校、施設で過ごした後、地域の学校へ。1978年大学入学直後から現在まで46年に渡って障害者運動に関わり、バリアフリーや介護保障等に取り組む。DPI日本会議事務局長、障がい者制度改革推進会議総合福祉部会副部会長、障害者政策委員会委等を歴任。現在、DPI日本会議副議長、内閣府障害者施策アドバイザー。共著に『障害者総合福祉サービス法の展望』ミネルヴァ書房など。

知的障害のある人の自立生活について考える会 運営委員 岡部耕典氏(早稲田大学)

プロフィール:専門は福祉社会学・障害学。 元障害者制度改革推進会議総合福祉部会構成員。 重度訪問介護を使って生活をしている重度知的障害のある息子・亮佑がいる。 2002年のホームヘルパー上限問題以降、地域で自立して生活をすることを求める重度知的障害者の親の立場から障害者福祉政策を批判的に検討し政策提言等を行ってきた。編著に「パーソナルアシスタンス」、共著に「良い支援?」「ズレてる支援!」(いずれも生活書院)など。

 

知的障害のある人の自立生活について考える会 運営委員 田中恵美子(東京家政大学)

プロフィール:社会人を経て日本女子大学大学院にて博士取得。二度目の学生時代に介護人派遣事業ヘルパーとして重度身体障害者の生活支援、NPO法人の設立と運営に携わった。研究は障害者の自立生活、結婚・子育てなど、障害者が障害のない人と同じように地域で暮らし続けることをテーマとしている。著書に『障害者の自立生活と生活の資源』(生活書院)、『障がいを恵みとして社会を創る―近藤秀夫と樋口恵子』(現代書館)など。

メッセージ:このシンポジウムが、みなさんと、これまでを振り返り、今後を構想し、共につながっていく機会となれば!と心から願っています。

 

第二部「自立生活の運動はいまどこに? 支援のコーディネーターが語り合う(仮題)」

知的障害のある人の自立生活において、多くの場合、当事者と介助者や関係者をつなぎ調整する役割が必要になります。こういったコーディネートの役割は、制度として確立されたものではありません。第二部に登壇するのは、それぞれに異なる自立生活の場で、当事者の必要に応じてこういったコーディネートの実務を担っている支援者たちです。

コーディネーター(サービス提供責任者など)は、何を、なぜ、どのように行っているのか。

そして、それは第一部で振り返ったような自立生活運動の精神をどのように受け取っているのか(あるいは、受け取りそこねているのか)。

コーディネーターたちがいま現在直面している課題や問題意識を共有し、そこからどのように制度への提案や未来の実践につなげていくことができるのかをワイワイと話し合います。

登壇者

市川彩(東京都練馬区・合同会社ヒビノクラシ)

児玉雄大(東京都練馬区・合同会社ヒビノクラシ)

ササキユーイチ(静岡県浜松市・認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ)

庭野拓人(東京都大田区・NPO法人風雷社中)

And more.

進行  水野昌和(大阪府茨木市・社会福祉法人ぽぽんがぽん)

 

グループ視聴 大歓迎です♪

ONLINE配信でのシンポジュウムをグループで集まって視聴しませんか?
ぜひ、日頃交流のあるメンバーで集まってご視聴下さい。視聴しながら、もしくは視聴後に意見交換などグループ内でアウトプットしてみて下さい。
また、パソコン操作やインターネット接続が苦手な方で、シンポジュウムに参加したい方が身近にいらっしゃいましたら、ぜひ、一緒に視聴していただけると嬉しいです。
 
※グループ視聴の設定や集客は、各グループでの責任のもとお願い致します。
※グループ視聴された場合、考える会まで、実施グループ名、参加人数、グループで出された感想や意見などをお知らせいただけると今後の活動の励みになります。
知的障害のある人の自立生活を考える会運営委員会 中村和利
 
 
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コーヒーメーカー来た!

2025年01月19日 | 介護、重度訪問介護、障害者、難病

てくてくにコーヒーメーカーが来ました。

豆から挽いて淹れてくれます。

その上、一人分からも淹れられて、ポットで保温もできます。すごい!

ここの重度訪問介護の利用者さんもコーヒー大好きな方です。

豆をカリカリ食べるのも好きなようです。

訪問先では、インスタントコーヒーから豆を手動で挽いて淹れるのまで

いろいろでコーヒーを楽しむのもお仕事です。

佐々木

 

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介護の仕事は「人の役に立つ」仕事?(介護員募集中です)

2025年01月17日 | てくてくのまいにち

てくてくブログ 2021年3月21日「人の役に立つ仕事?」

 

てくてく介護員の村島です。

☝️の記事は、私ががてくてくの求人に応募した辺りに読んだのですが、当時非常勤で、てくてくではない法人で重度訪問介護に従事していた私にとって共感できる記事であり、このような考え方の従業員がいる職場で働きたいと思った記憶があります。

今回はこの記事で書かれている、介護職(今回は重度訪問介護に限定します。)が「人の役に立つ」仕事なのか、という問いについて私なりの回答をしてみたいと思います。

 

 ケア労働はやたらと神格化されます。そして他にも「無くてはならない」仕事はたくさんあり、それらの仕事と同列に扱われるべきだと思います。

私たちの生活に欠かせない仕事はたくさんあります。

 

 重度訪問介護の介護員/介助者は、利用者の生活にいかに「違和感なく」溶け込めるか、邪魔にならずに必要なことを手伝えるかなどということが重要であり、目立たず、せかせかしているような「仕事している感」を出さないことが美学であるとすら思います。私は以前から、そのような「縁の下の力持ち」的な存在になれる重度訪問介護の仕事に魅力を感じていました。

「忍者」のような、「縁の下の力持ち」のような…?

 

 重度訪問介護を含めた介護の仕事は、需要自体はたくさんあるものなので、その意味では「人の役に立」つことはできるでしょう。採用者側のマーケティングとしては、そのような言葉を用いるのは効果的であるのだと思います。

 しかし、そこで重度訪問介護の仕事に携わっている人自身が「人の役に立ちたい」などと豪語するのは重度訪問介護の介護員/介助者の仕事の美学に反するのではないかと思うのです。「人の役に立ちたい」などというのはなんだか厚かましいような感じがするのです。

☝️のような写真とともに「人の役に立てる仕事です!」との謳い文句が記載してあれば、応募者は集めやすいでしょう。

 

 結論として、介護職は「人の役に立つ」仕事で、そもそも「仕事」というものは基本的には人の役に立つものです。また人手不足の業界であるため、「人の役に立つ」という仕事の「やりがい」を強調して、介護職は「人の役に立つ」仕事であると喧伝し、人材を募集するのは、採用者側のマーケティングとしては効果的であり、適切だと思います。しかし、介護職、特に重度訪問介護の介助者/介護員が自らそのように表現するのは厚かましく、仕事の美学に反しているのではないかというのが私の意見です。

 

 なんだかまとまりがない文章になってしまいましたが、他の方のご意見も是非伺ってみたいです。

 

⭐️介護員募集⭐️

 

 そして、そんな「縁の下の力持ち」である仕事が魅力的に思われる方、「合同会社てくてく」では今まさに一緒に働いてくださる重度訪問介護の介護員募集しています。

 

 仕事内容は大まかに言うと「40代男性のコミュニケーションと生活全般のお手伝い」です。詳細な内容については利用者の方のプライバシーに関わりますし、上げるときりがありません。従って、てくてくのお仕事に興味のある方には是非、てくてく事務所にお越しいただき、直接お話させていただければと思います。

 お仕事に興味のある方に対しては、「面接」のようなことをして適性を試すようなことを行うわけではありません。てくてく側と応募者側がお互いにそれぞれのことをお話して、お互いにてくてくの仕事が合うか?というようなことをすり合わせて行けたら良いと思っています。

 また、てくてくは仕事と休みの切り替えを大切にしている職場です。業務時間外に会社から従業員個人へ連絡することはほとんどありません。訪問介護の仕事なので、基本的には自宅に仕事を持ち帰ることもありません。業務時間内では集中して働き、自宅では自分の好きなことを行う生活を送りたい方、いかがでしょうか?(村島はそのような生活を送っています。)

 

てくてくのお仕事にご興味のある方、是非以下のいずれかの方法でご連絡ください。

✳️てくてくHP

「お問い合わせ」フォームからご連絡ください。

✴️てくてく公式X👉@llctekuteku

DMからご連絡ください。

☪️てくてく公式Instagram👉@llc.tekutekudesu

DMからご連絡ください。

 

いずれも、問い合わせ内容に求人にご興味がある旨をご記載ください。

 

みなさまのご応募お待ちしております。

 

村島

 

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明けましておめでとうございます

2025年01月09日 | てくてくのまいにち

明けましておめでとうございます。

新年早々、一部でブログがつながりにくくなっています。

今年も宜しくお願いします。

佐々木

 

 

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