8月30日にはインド人の結婚式に行く~ なんて書いていたのにどうしたのかなぁ・・
と思っていた物覚えの良いあなた!
聞くも涙語るも涙!全米が泣いた!そして私たちは憤った! なんですよ。
まず、花嫁となるはずだった彼女なんですが、18歳の時にお母さんが亡くなりました。
末っ子であった彼女はお父さんに大事に大事に大事に育てられました。過干渉ともいいます。
今年でもう36歳になったのに、会社の行き帰りはお父さんが車で毎日送り迎え、
夜に我がコンドで卓球したり、休日に私たちと出掛けている時など、
30分に1回はお父さんから電話がかかってきます。
今回の結婚も、パパが連れてきた人なのと言ってました。
1回会っただけで、2回目に会ったのがこの間の婚約式だそうです。
そして結婚式までは会わないの、と驚きの風習を聞いていたのですが、
式が1週間ほど延期になるという話がきました。場所(インド寺院)も変更になるという話がきました。
おかしいな、何かあったかな・・・とは思っていましたが、
先日とてもきれいな招待状がきたので読んでいたら
新郎の名前が違います。
タミル語でまったく読めない
会社の別のインド人に聞いたら、
婚約式に出席した新郎の親族から「花嫁の肌の色が新郎より黒い」というクレームがついたそうです。
なにそれ! なにふざけたこと言ってんの!と思いますが、
インド人は有名なカースト制度とともに、肌の色で細かく分類というか差別があるのは確かなようです。
色が白いほうが身分が高いんです。
私、日に焼けちゃって色白のインド人より色が黒いと以前に書いたことがありますが、
そういう色白のインド人は位が高いんです、きっと。
インド人街に行くと、だから美白化粧品やグッズがたくさん売られています。
インド人が白くなれるんなら私にも効くかも!と私も買って使いましたよ。効果のほどは無かったけど。
そんなわけでインド人的には今回のことも仕方のないことと受け入れるしかないような感じです。
が、私たちからしたら本当に憤りしかありません。
その男性を連れてきた彼女のお父さんもショックだろうな。
結婚式が終わったら日本に帰国することにしてあって、病院の予約も飛行機のチケットもとってしまってあるので
新しい人との結婚式には出られなくなりました。
でもさ、って私たち夫婦の間では結論を出しました。
良かったよ、結婚前に壊れて。結婚してからずっと言われ続けたらかわいそう。
本当にいろいろと気を使ってくれるいい娘なんですよ。
幸せになりますように。