JINX 猫強

 オリジナルとかパロ小説とかをやっている猫好きパワーストーン好きのブログです。
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24  ~眠る鳥~より~ (16)

2008-03-21 00:29:35 | ノンジャンル
「そうだ、それでいい」
 一輝は秘部から指を抜き、自身の猛った浴棒を宛がい一息に挿入した。
「うッ、あぁ…」
 今までとは比べ物にならない圧迫感に身を引き、逃げを打つ氷河の身体を覆い包むように一輝が押さえ込んだ。
「いやぁ、いっきッ!」
 氷河は内壁を押し広げられる感覚に叫び声を放っていた。
 一輝にこういうことをされるのは、これで二度目だ。
 それも期間を空けての行為に、氷河の身体が悲鳴を上げていた。
「いっき…」
 容赦なく挿入される凶器に、氷河は一輝に縋る瞳を向けた。
 それでも降参と口にできない氷河に、一輝は唇を吊り上げた。
「辛いか、氷河…」
 一輝の問いかけに、氷河は頷いた。
 頷くぐらいなら、降参にはならない。あとで問いただされたら、首が動いてしまったと突っぱねる。
「では、許してやる」
 一輝が口角を上げたまま氷河の身体を持ち上げ、内壁を欲棒で擦られる感触に、氷河は全身を戦慄かせた。
「あッ…なんで…」
 あと少しで異物から解放されるというところで、一輝が氷河の身体から手を放した。
 自身の重みで一輝の欲望を深く迎え入れさせられ、氷河は喉の奥で悲鳴を放った。
 気のせいか、氷河から身体を話す寸前、一輝が腰を突き上げたような気がする。
「すまん、滑った」
 そういいながらも腰を揺すり、挿入を深めてくる一輝に氷河は疑念を抱いた。
「いいから、早く…」
 この異物から解放しろと言いかけ、氷河は息を呑んだ。
 一輝が氷河の、今は存在さえ忘れていた果実を掴んでいる。
「イかせてほしいのか」
 一輝が氷河の身体を揺らしながら、果実を刺激し続けている。
「違う…バカッ、もう…」
 オレはイッているといいかけ、氷河は新たな感覚に言葉を切った。
 一輝が氷河の腰骨を掴み、腰を突き上げた。
 最奥を突かれ、氷河は吐息を漏らし一輝に縋りついた。
「よし、いい子だ氷河…もう全部入った」
 だからこれ以上、苦しいことはないというように、一輝が氷河の髪を撫でている。

「続く」