100万円の家づくり

　家づくりまで自給の試みがあって、100万円にひかれて小笠原農場の「家づくりワークショップ」へ行ってみました。４時間みっちり在来軸組み工法をのぞいてきました。講師の前置きも自己紹介もありません。ひたすら、工法の説明、柱の墨つけ、模型の組み立て、専門家２名による疑問点解決という、この家づくりの全容を理解してもらおうという主催者の情熱が伝わってくるワークショップでした。２間3間の基本の家を大きくする場合のDVDつき。しかも無料の講習会です。お礼はいりません。家を１人でも多くの人が作って下さい。というものでした。
　小笠原さんは「キリストさん」と呼ばれているようでした。風貌がソックリ。宗教ではなく、自給し、消費生活ではない農的生活へ一人でも多くの人がなればいいと思われている感じです。考え方は本当に魅力的です。使う木も軸木？で節が目立つもので１本2,000円。10年前からかわらないそうで、林業の悲惨さも伝わってきます。木を見てこれは実生の木、これはそばから出てきた柔らかい年輪をもつ木と説明されました。大人の積み木遊びです。田んぼは泥んこ遊びですね、だそうですよ。
　私は何を聞いても目をシロクロ状態です。大きく作っても費用はかわらないという点や、すぐれものの道具があるので女性でも１人でできるという点などなど。若い夫婦づれの方、熟年夫婦の方、サラリーマン、など１４,５人が参加しました。