劇団新転位・21の中野光座公演を見る機会がありました。秋葉原無差別殺傷事件が早や、劇として目の前に繰り広げられていることにまず驚きます。演出山崎哲さん。「壊れてしまった私たち家族の<現在>を描くシリーズ新作書き下ろし」だそうです。
中野光座という映画館もすごいところでした。入場するとき、おしぼりとアイスノンを渡されました。廃屋のような場所。壁の落書きは演出なのか、もともとなのか。すわり心地の悪い椅子。ぎしぎしいう花道の側に座った私。ボー然としたまま2時間近くの公演を見ました。現実も劇も悲しかったです。派遣で働く車工場はまるで軍隊みたいです。派遣社員でなくても「生きているのか、どうなのか、わからない」。育った家族の食事風景は、怒りに燃える母親を中心のエサやり場状態。たまに行くアキバやカーレース場が息抜きか。追いつめられる日々。どこにも安住はない。飛ぶしかない。
あの事件を特別なこととはとても思えなくなります。そばにいる何人もが同じような状況。壊れた家族を母親だけのせいにはしないでと思うのは私だけか。重い「私たちの」現実。6月15日まで。
中野光座という映画館もすごいところでした。入場するとき、おしぼりとアイスノンを渡されました。廃屋のような場所。壁の落書きは演出なのか、もともとなのか。すわり心地の悪い椅子。ぎしぎしいう花道の側に座った私。ボー然としたまま2時間近くの公演を見ました。現実も劇も悲しかったです。派遣で働く車工場はまるで軍隊みたいです。派遣社員でなくても「生きているのか、どうなのか、わからない」。育った家族の食事風景は、怒りに燃える母親を中心のエサやり場状態。たまに行くアキバやカーレース場が息抜きか。追いつめられる日々。どこにも安住はない。飛ぶしかない。
あの事件を特別なこととはとても思えなくなります。そばにいる何人もが同じような状況。壊れた家族を母親だけのせいにはしないでと思うのは私だけか。重い「私たちの」現実。6月15日まで。
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