いちばんすきなもの

今日は、さっちゃんのお腹の調子が悪かったので
いつもの、優しいお医者さまのいる、あの病院へ連れて行きました。
午後13：00頃に着いたのですが、午後の診察は14：00からということで
誰もいない待合室で待たせてもらうことにしたのですが
そんなこともあろうかと、持参したのがこの絵本。

『おべんとう』
表紙からして、すごく美味しそうでしょ？
からっぽのお弁当箱に、ごはんやおかずをつめていって
最後にお弁当が出来上がりましたという内容なのですが
ページをめくるたびに、少しずつお弁当がうまっていく様子に
わくわくするほど楽しいのです。

誰もいない待合室で、からっぽのお弁当箱をひろげ
私はさっちゃんに尋ねました。

「さっちゃんの１番好きなものを入れていいんだよ
　なにを入れようか？」

さっちゃんは、元気に、大きな声で答えました。

「まま!」

「………」

（↑その時の私の心境です）

私は、誰もいないのをいいことに
さっちゃんをちからいっぱいぎゅーってしてしまいました。

ところで、さっちゃんのお腹の方ですが
現在流行中の、ウイルス性胃腸炎などではない様で、安心しました。
今は、お薬を飲んで、少し落ち着いたみたいです。