吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

おともだちは大切です

2012-05-20 09:12:29 | インポート
昨日は、お昼前にルーシーと待ち合わせをして
ルーシーと、さっちゃんと、私の3人でランチをしました。
ルーシーとは、既にお友だちのさっちゃんなのですが
昨日は久し振りに会ったせいか(それでも3ヶ月ぶり)
最初はテレテレに照れて、私の後ろに隠れてご挨拶もできず
ルーシーに話しかけられても、黙ってうつむくばかり。
でも、ご飯を食べ終えて、食後の飲み物を飲み始めた頃から
椅子に置いてあったクッションを胸に抱いて
「ルーシーちゃん」
と、小さな声でルーシーを呼んでは、クッションで顔を隠し
クッションの陰で、くすくす笑う余裕が出てきました。
3ヶ月前だったら、ルーシーと私が話していると
自分の方へ注意を引こうと、一方的にお喋りをしていたのですが
今回は、なんだか妙なくらい大人しいものだから
具合でも悪いのかと、思わずおでこに手を当ててしまいました。
熱なんて、全然ありませんでしたけど。
やはり、少しずつレディの階段を上っているのでしょうか。
まだ2~3段目くらいかとは思いますが。

午後からは、スタジオで、アルゼンチンタンゴのレッスンです。
実は、さっちゃんは、タンゴの先生とも顔見知りなのです。
かれこれ6年ほど前でしょうか。
さっちゃんを、別のスタジオのレッスンへ連れて行ったことがあって
その時スタジオに来ていた先生に、さっちゃんは、出会いがしらにこう言いました。
「おともだち?」
先生は、アルゼンチンの方で、当時はまだ日本語もそんなに話せなかったのに
あっという間に、さっちゃんのお友だちにされてしまったのです。
その時、スタジオにはルーシーもいたので
さっちゃんの中では、ルーシーと先生は、同じグループに分けられているらしく
ルーシーと会うと、必ずと言っていい程
「せんせい、げんきですか?」
と、先生の様子をルーシーに確認するようになってしまいました。
ですから、そんなに気になるなら会わせてあげようということで
昨日、スタジオに連れて行ったのです。

ですが、ルーシーと先生は、さっちゃんを知っていますが
他の生徒さんたちは、さっちゃんとは初対面です。
さてさて、どうなることかと思っていたら
やっぱり、軒並み「おともだち」にされていました。
私と同い年のFさんは、全くの初対面であるにも関わらず
いきなり手を繋がれて、スタジオ内を一緒にお散歩させられていました。

レッスンは、13:00~14:00までの1時間で
その後、14:00~15:00までは練習時間となっています。
ですから、約2時間の間、さっちゃんを待たせることになるので
途中で「ナニが起きるか」分かりません。
そこで、先生には予めメールで事情を話して
『もし、私がレッスン中にスタジオから出て行くようなことがあっても
 気にせずにレッスンを続けて下さい』
と、お願いをしておきました。
(スタジオで、他の生徒さんの前でお願いすると、気を遣わせてしまうので)

ところが!

さっちゃんに、紙とペンを渡して
「お手紙を書いて待っていてね」
と、スタジオの隅の席に座らせると
さっちゃんは、レッスンの間も、その後の練習時間の間も
ずーっと、ずーっと、ずーーーーっとお手紙を書き書きと書き続け
時折、「ルーシーちゃん、がんばってー!」「まま、がんばってー!」
そして、「せんせー、がんばってね!」
と、私たちに声援を送ってくれることはありましたが
「ほとんど」と、言うより、「全く」レッスンを中断させることはありませんでした。

そして、みんなから
「おりこうさんだね」
「大人しくていい子だね」
と、褒められて、満面の笑みを浮かべるさっちゃんを見て、私は気付きました。

     もしかして、それも作戦…?

レッスン&練習が終わってからは
2時間もおりこうだったさっちゃんに、感謝の意味をこめて
おやつタイムです♪
スタジオの近くの、地下鉄駅のそばにある、創作料理のお店で
さっちゃんには、紅茶パフェ(¥800だったと思う)
niblickパフェ.jpg
ルーシーと私は、黒ごまと豆乳の白玉しるこ(玄米ほうじ茶付で¥1,050)
黒ごまと白玉豆乳のお汁粉.jpg
少し塩味の利いたおしるこに、あられを浮かべているのですが
おしるこにぱりぱりと香ばしいあられ、黒ごまだれのバランスが絶品です♪

ルーシーと私が、お喋りで盛り上がっていると
退屈したのと、甘え虫がおきてきたのとで
さっちゃんが、自分のパフェを私の方へすりすりとずらし
口をかぱっと開けました。
私がお喋りを続けながら、スプーンでパフェをすくい
さっちゃんの口に、ひとくちずつ入れていると
ルーシーが、にやにやしてこちらを見ています。

    しまった…。

さっちゃんは、小学校1年生の時に
「さとみちゃんは、人を動かす才能がある」
と、当時の担任の女性の先生に言わせた程
「ちゃっかり」人を意のままに操る力があるらしく
ぼんやりしているときや、何か他のことに夢中になっているときに
油断をすると、ちょいちょい引っ掛かってしまうのです。
見られたのがルーシーだからいいんだけれどね。

夕方、ルーシーちゃんと名残惜しさたっぷりに別れた後は
さっちゃんはヘルパーさんとピアノのレッスンへ。
私は、少し休憩をしてから、いつもの居酒屋へ。
そして、あくゆーずと会って、マシンガントークを炸裂させたのでした。