吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

合い言葉を作ってみる

2012-05-25 12:09:02 | インポート
昨夜、例のお蕎麦屋さんに行ってきました♪
メニュー全制覇を企む私としては、もっと頻繁に行きたいのですが
あまりしょっちゅう現れると、お店側が気持ち悪いかと思うので
相変わらず、週1~2回で我慢しております。

で、先週の夜に行った時に、丁度お客が途切れる時間があったので
思い切って、白い服の店長さんに、色々質問をしてしまいました(取材?)
そこで、どぶっくりな事実が発覚したのですよ。
私が、20代半ばだと思い込んでいた店長さんは、実は30代で
その分、調理の修行を長くされていたのです。
店長さんのプライバシーもあるので、詳細は一切省きますが
どうりで、美味しいお蕎麦を打つだわ(つゆも美味しいのよ、つゆも!)
見た目が無駄に可愛いので、どうしても若く見えてしまうのね。
見た目が可愛いでは、いまいちイメージが湧かないですよね。
ええと、鳥山明の『ドラゴンボール』の、「クリリン」に近い…かな?
あんなムキムキではないし、もっと可愛らしい感じですけどね。

そのクリリン店長がですね。
「ブログを見て来たというお客さんがいるんです」
と、唐突におっしゃったんです。
そこで、「へーそー」って顔をしていたら良かったものを
自分、不器用なやつです。
ものすごいオーバーリアクションをしてしまって
「すみません!
 もしかして、私のせいかもしれません!」
なんて、謝ってしまったんですよ。
その、ブログをみて来たお客さんは、ただお蕎麦を食べて帰っただけで
お店に迷惑を掛けるようなことは、(多分)していないのに。
そのせいで、ブログにちょいちょいお蕎麦屋さんのことを書いているのがバレ
「僕でも見られるんですか?」
なんて言われてしまったわけですよ。
いや、見られるんだけど。
見られるんだけど…。

厚生施設で知り合った元ヤンと弟分とか、大五郎とか、黒服の2番手とか
私の妄想大天国をお見せするのはちょっと…。
それでなくても、昼となく夜となく現れては、蕎麦をすする妙なおばさん。
その妙なおばさんが、そんな妄想しているなんて…。
ちょー気味悪い!
「そのブログ、教えてもらえないんですか?」
「内緒です」
意地悪しているんじゃないのよ。
出入り禁止になりたくないの。
お店を出るときに、クリリン店長に、こう言われました。
「絶対見付けますから!」

やめてぇぇぇぇぇ~~~~!

それが、先週の話。
その後、もしブログを見付けられていたらどうしようと不安になり
「てめぇ、なにふざけたこと書いとんじゃ、ごらぁ!」
なんて言われたらどうしようと怯え(←ここまで来てまた妄想)
なんとなく、お店に行くことを躊躇していたのですが
昨夜、思い切って行ったらば
「見付けられないんですよねー」
わー!やったぁー!と、内心ガッツポーズをしながらも
「本当に探していたんですか」
などと、涼しい風を装って言うと
「毎日探しています」

行方不明の飼い猫かよ。

「読んだら怒ると思いますよ(私の迷走する妄想に)」
「怒りませんよ」
クリリン店長は、こう続けました。
「正直な感想なんですよね?
 そういうのを知るのも、大事だと思うんです」
なのだそうです。
謙虚で可愛らしいじゃありませんか。
お客さんの正直な感想や要望を、たくさん聞きたいんですって。
「実際に、活かせるのかどうかは分からないけど…」
謙虚です。
最近の若者には(若くなかったけど)、珍しい謙虚さです。
おばさん、ますます好感を持ちました。
おばさんは、おばさんだから、真面目で謙虚な若者が好きなのだよ。

では、画像参ります。
蕎麦サラダ。
120517_2116~01.jpg
お蕎麦の上に、しゃきしゃきの人参と胡瓜の千切り。
その上には、ぱりぱりの揚げ蕎麦。
そして、揚げ蕎麦の下には、温泉玉子が仕込んであり
ミニトマトで彩を添えて、ごまドレッシングをかけていただきます。
120517_2118~01.jpg
めんつゆを加えたというごまドレッシング、ごま好きにはたまりません。
温泉玉子のとろりとした食感と、お蕎麦のぱりぱり感、
野菜のしゃきしゃき感と、お蕎麦。
もう、もう、もうー!なのです。
サラダですが、結構ボリュームがあるので
小腹が空いたときなどは、これ1品で、充分お腹がいっぱいになります。
なのに、出汁巻き玉子!
120524_2138~01.jpg
だって、前から食べたかったんですもの。
お蕎麦屋さんの出汁巻き玉子。
既に、蕎麦サラダを半分ほど食べてしまっていたので
普通の大きさ(卵4個)の半分で作ってもらったにも関わらず
食べ切れないという、納得の行かない結果になってしまいましたが
鰹の出汁が、これでもか、これでもかと利いている出汁巻き玉子は
「すみません、ご飯下さい!」
と、言いたくなってしまうほど、ものすごく美味しかったです。
お夜食には、そば塩おむすびと出汁巻き玉子っていうのもアリだな。
いや、でも、ランチーのセットメニューの、「穴子天丼・もりorかけ」も魅力だ。
私が、ここのお蕎麦屋さんへ通う日々は、まだまだ続きそうです。

ところで、おばさんは、ちょっと考えてみました。
合い言葉ですよ。
クリリン店長と、黒服さんにしか分からない合い言葉を決めました
吐露を読んで、お蕎麦屋さんに行った方は、その合い言葉を言って
できるだけ正直に、味の感想や、要望を伝えてあげてください。
ついでに、吐露にナニが書いてあるのが気になるクリリン店長に
私がどんだけお蕎麦を褒めていたか伝えてあげてください。
吐露の妄想を読まれると、私が出入り禁止になりかねないので
クリリン店長に伝えていいことろだけ、伝えてあげてください(←ずるい)
ま、そのうち、『蕎麦を楽しむ会』なんかやってもいいかもしれませんね。

合い言葉はこちら(↓)
『ちどり蕎麦に、納豆を入れて下さい』

お店の名前と場所は、公表してもいいと、クリリン店長さんは言ってましたが
冷やかしやイタズラがあって、ご迷惑を掛けるようなことがあると困るので
念のために、吐露では公開しないことにします。
(そのくらい、私が大事にしているお店なのです)
どうしても、クリリン店長のお蕎麦が食べたいという方は
私個人宛にメールでご連絡くださいな。

ところで、私が無性に気になっていた元ヤンの正体が分かりました!
近所のラーメン屋さんのマスターさんなんですって!
「てっきり、お店の方かと思いましたよ」
「いつもふらふらしてますからね」
元ヤンは、自分のお店を下の者に任せて、「ふらふら」しているらしい。
ちなみに、元ヤンの姿を見掛けると
どうしても、嶋大輔の『男の勲章』を思い出してしまう私です。
この期に及んでまだ妄想。
どうする、とまらない妄想の暴走。

さて、確認のため、合い言葉をもう一度。

『ちどり蕎麦に、納豆を入れて下さい』

贈り物~♪

2012-05-24 18:14:38 | インポート
友人から、さっちゃんと私に贈り物が届きました!
お陰で、お誕生日でもない、なにかの記念日でもない日が
「特別な日」に変わりました。

誰が誰のものだかと、奪い合いにならないようにという配慮か
さっちゃんには、さっちゃんの好きなピンク色の袋に
私には、私の好きな水色(青)の袋に、贈り物が分けてあります。

先に、私の水色の袋から開いてみましょう。
120523_1732~01.jpg
私の好きな黒ごまを使った、黒ごまキャンディ「黒ごまんぞく」
あの!ヤマザキ製パンのランチパックシリーズの「フレンチトースト」
さくさく食感が美味しいスナック風になっております(直ぐなくなりました)
送り主はメロンが苦手なはずなのに、何故かメロンソーダ味のグミ。
まだ食べていないけど、ひんやり食感らしいです。
そして、一見帰るのマスコットに見える、カエルのタオルハンカチ。
ガーゼとタオル地の、アイロン要らずのありがたいハンカチ。
120523_1735~01.jpg
120523_1736~01.jpg
どちらも、これからの汗をかく時期に助かる品物です。
そして、私には似つかわしくない、エレガントなセレブ調メモ。
「パリスチック」と言いたいところですが
私の世代には「竜崎麗香チック」の方が、しっくりきます。

そして、さっちゃんのピンク色の袋。
120523_1750~01.jpg
私とおそろいの、うさぎさんのマスコットのふりをしたタオルハンカチ。
その下は、そば好き親子のツボ、そば柄手ぬぐい。
ざるそば、もりそば、そして、海老の天婦羅の柄と共に
『そばはそばでも あたしゃあなたのそばがよい』
と、どどいつ風の粋な洒落は、特に私のドツボにヒット。
なんでこれがさっちゃんのなんだよー。
そして、私とおそろいなんだけれども、スィーツ柄のメモ。
書き物好きなさっちゃんは、直ぐに文字で埋め尽くしてしまうでしょう。
そして、そして…。
テディベアのぬいぐるみ!
120523_1753~01.jpg
画像から伝わるかどうか分からないのですが、すんごく可愛いんですよ!
大きさは、さっちゃんの手のひらからはみ出るけれども、ジャストフィット!
わきの下を持って遊ぶには、丁度いい大きさなのです。
そして、手触りが、高級な毛布の様な、ベルベットのような
ほわほわでやわらか~な感触なのです。
120523_1755~01.jpg
さっちゃんも、一目見て気に入った様子で、直ぐにお部屋にお持ち込みでした。
そのうち、さっちゃんのジーンズの、ぽっけの友になりそうです。

丁度、気持ちがブルーになっていたときだったので
非常にナイスなタイミングでの贈り物でした。
ありがと~♪♪♪

今日は長いぜ

2012-05-23 15:06:27 | インポート
昔、ある女性がいました。
綺麗で背が高く、とてもお洒落な人でした。
知り合いと言うよりは、お母さん同士の集まりでたまに会う程度。
会ったら挨拶をする程度の関係でした。
ある日の集まりで、隣の席に座ったときに、初めて話をしたのですが
人の話を聞くよりも、自分や自分の子供の話をするのが好きらしく
私は、自分のことや、自分の子供の話しをする方ではなかったので
彼女の話を、うんうんと聞いている感じの会話だったのですが
それでも、時々、会話の中に妙な不自然さがあり
(あれ?この人…?)
と、微かに感じるものがあったのですが
それでも、得に不愉快な感じはしなかったし
隣に座って話している時間も長くはなかったので(それでも2時間ほど)
その日は、そのまま普通に別れました。

その後も、何度か会う機会があり、会えばやはり挨拶を交わしていたし
時間があれば、軽く立ち話などもしていたのですが
やはり、いつも、「特に気にならない程度の」違和感がありました。

そして彼女は、少しずつ集まりに参加することが減り
やがて、彼女の言動を否定するような噂と共に
彼女を見掛けることもなくなりました。
でも、もともと、そんなに親しい人ではなかったので
個人的に連絡を取り合うこともなかったし
子育てに忙しい生活の中では、正直彼女の存在さえ忘れていました。

ある日、お母さん方が、彼女の噂をしているのが聞こえてきました。

「話が一方的だし、言ってることがころころ変わる」
「ナントカさんの仕事先まで現れて、言いたい放題言っていたらしい」
「迷惑な人」

私が感じていた小さな違和感が、確実なものとなり
その違和感は、漠然とした不安に変わりました。

そして、暫く経ってから
彼女が、いなくなったことを知りました。

知的障がいをもった子供を抱え、ご主人は単身赴任。
実家は遠くて、なかなか帰れないと言っていたっけ。
育児で疲れても、お母さん1人。
なかなか意志の疎通を計れない子供にイライラしても、お母さん1人。
相談したくても、やつ当たりしたくても、ご主人は不在。

そしてとうとう、彼女は、子供とご主人を残して、いってしまいました。

環境が彼女を追い詰めたのかもしれない。
そうではなくて、もともと何か要素を持っていた人なのかもしれない。
いなくなったら、それもこれも、分からなくなってしまったじゃないか。

その後の集まりで、私は愕然としました。

もういない、もう決して会うことのない彼女の噂は
やっぱり否定的で、悪意的でした。

「親しかったわけじゃない」

私は、それを言い訳にして、沈黙を押し通しました。

別に、私になにか出来たわけではないし
そのときは、自分自身と子供のことで精一杯。
誰も私を責めないし、責められる理由もない。

でも、あのときの、何とも言えない腹立ちを
私は、絶対に忘れない。


さっちゃんのソフトエアロビは、毎週火曜日に、区の体育館で行われます。
知的障がいをもつお母さんたちが作っている団体が運営しているもので
私は、その団体の会員ではないのですが
「昔からの知り合い」ということで、仲間に入れてもらっています。
運動不足になりがちな子供たちと、運動を楽しもうというのが目的で
実際に、自分が参加していても楽しいし
子供たちの個性溢れる動きには、毎週へらへらと癒されています。

そのソフトエアロビに、さっちゃんと同じ施設に通う、Oくんという男の子が
数ヶ月に一度、ふらりと現れては、参加して行きます。
数年前に、お母さんと一緒に見学に来て、少しだけ通っていたけれど
ほんの少しだけ通って、直ぐにやめてしまったのだそうです。
でも、私が毎週火曜日にジャージ姿で施設へお迎えに現れるので
急に、ソフトエアロビのことを思い出すのでしょうか。
私たちが体育館へ着くと、Oくんはもう既に着いていて
「あ、さとみちゃんと、さとみちゃんのお母さんだ」
なんて、さもさも偶然のように言うのですが
その、まるで棒読みの台詞の様な言い方が面白い。
そして、彼はソフトエアロビに参加して、終わるとすっと帰り。
翌週に現れるのかと思うと、また来ない。
暫く来ない。
数ヶ月単位で来ない。
そして、また気が向いた時に、ふっと現れ、参加して、そして帰る。

実は、このソフトエアロビには、お月謝というものが存在していて
私たちは、月一定額のお月謝を納めて参加しています。
体調が悪かったり、用事があって休んだりしても
当然、そのお月謝は支払います。
ところが、Oくんは、ふらっと現れて、すっと帰ってしまうので
お月謝が…。
最初のうちは、他のお母さんも「?」という表情を浮かべながらも
誰も、何も言わずにOくんの参加を受け流していたのですが
数ヶ月に1度とはいえ、それが何度も重なると
「え?なんで?」という思いが、表情に出てきます。
更に回数が重なると、その表情は険しくなってくるし
口もぶつぶつ言い始めます。

ところが、悲しいかな、Oくんは、その障がいゆえに
そういった、ぴりぴりした雰囲気を感じ取ることが出来ず
相手の感情を、その表情から読み取ることも苦手です。
このため、体育館全体に微妙な空気が漂う中でも
Oくんは、元気にソフトエアロビに参加して、すっと帰って行きます。
Oくんが帰ってから、お母さんたちのトゲトゲ感は一層増します。

そして、そのトゲトゲの矛先は、Oくんのお母さんに向けられます。

「親は一体、なにを考えているんだろうね」

私が、もう何年も私自身に突きつけられ
聞き飽きるほど聞いてきた言葉です。



先週の火曜日に、さっちゃんと私が体育館へ到着すると
Oくんが、ホールの椅子に座っていました。
「あ、さとみちゃんと、さとみちゃんのお母さんだ」
だから、棒読みだってば。
「今日は、どうしたの?」
念のために聞いてみると、Oくんは答えました。
「エアロビにきたの」

「あのね」
私は、Oくんに言いました。
「ここのエアロビは、みんなが先生にお金を払って参加しているの
 でも、Oくんはいつもお金を払わずに帰ってしまうけど
 それは、本当はいけないことなんだよ」

Oくんの言語理解能力が、どのくらいなのか分からないので
多少ダイレクトでも、簡単な言葉を選ぶようにして話します。
「ぼく、お金持ってるよ」
「お金を持っているかもしれないけれど
 Oくんのお母さんが、エアロビに行っても言いよって言わないと
 おばさんは、お金をもらえないの」
Oくんは、困ったような顔をして、私に言いました。
「じゃあ、ぼくどうしたらいいの?」

ここまできて逃げるな、自分。
「今日は、このままおうちに帰りなさい」
Oくんの顔が、悲しそうな表情に変わりました。

「そして、お母さんに、エアロビに行ってもいいか話してみてくれる?
 それで、お母さんが行ってもいいよって言ってくれたら
 おばさんに電話して欲しいの」
私は、私の携帯電話の番号を書いたメモを渡しました。
「おばさんの言っていること、わかるかな?」
「わかる」
「ごめんね、本当は、もっと早く言わなきゃならなかったんだけど
 おばさんも、他のお母さんたちも、ずっと言わないでいたの
 だから、おばさんたちも悪いの」

本当に、ごめんね。

「ぼく、帰ったほうがいいの?」
「うん、今日は帰ったほうがいいと思う
 そして、お母さんとお話してみてくれるかな」
「わかった」

そして、Oくんは帰って行きました。

Oくんがどんな子か、知っていたはずなのに。
傷つけてしまった。
そして、私は直ぐにさっちゃんの施設の職員のAさんに連絡を入れて
さっきあったことを、洗いざらい伝えました。
Oくんの明日の様子も心配だったからです。
Aさんは、傍にいた男性職員にそのことを伝え
2人でどうしたら良いかと対策を練り
Oくんのお母さんに、連絡を取ることにしてくれました。
親同士のトラブルを避けるために、私の名前は出さずに
施設で得た情報としての確認と言う形で話してくれたそうです。
いやいや、でも携帯電話の番号書いちゃったから
そのメモを見たら誰から出た情報かバレバレだよとは思いましたが
良い方向に流れてくれるのを祈るしかありません。

ソフトエアロビ終了後、他のお母さんにも今日のことを伝えました。
出来れば、数ヶ月に1度ペースのOくんが参加しやすいように
1回いくらという方法も考えてもらえないかと話したのですが
お母さんたちから、それでは平等ではないと反論され
それも分からないでは無いけれど、Oくんのペースを考えると
毎月一定額のお月謝も、ちょっとどうなんだと頑張ってみたら
取り敢えず、他のお母さんたちとも相談してみると言われました。
こっちも、良い方向に流れてくれるのを祈るしかありません。
なんでもかんでも祈られる方は、たまったものではありませんね。
「さっき祈ったくせに、またかよ!」
って、おこらりそう。

しかし、どうもスッキリしない。
本当にあれで良かったのだろうか。
私の言い方は、Oくんを混乱させるようなことはなかったのだろうか。
なんだかんだ言っても、私は所詮素人で、ただのおっかさんです。
こういう時は、あの秘密グッズ(?)を呼び出そう!
と、言うわけで、さっちゃんの中学時代の担任の先生であり
いまだに担任扱いをしている I 先生に、連絡をしてみました。
Oくんは、さっちゃんと同じ中学校を卒業しているので
I 先生は、Oくんも、Oくんのご両親も知っているのです。

ここでも、大岡越前の前に召し出された罪人の様に、洗いざらいぶちまけ
Oくんに、言いたいことはきちんと伝わったのだろうか
果たして、Oくんのお母さんに、私の思いは伝わるのかと聞いたらば
「Oくんの場合は、あまり色々言うと余計に混乱させてしまうから
 簡潔に、『お月謝を納めないと、エアロビはできません』
 と、言ったほうが、良かったかもしれないね」

えええーーー!あれでも言葉が多すぎたの?
もっとざっくりで良かったの?
目からウロコが、ざらざらざらと零れ落ちていきました。

実際、もしかしたらそうなのかもしれない。
Oくんに、きちんと向き合わなければと思いながらも
どこかで、自分が嫌な人になりたくないと思って
柔らかい感じを意識していなかったかと言えば(←表現がややこしいな)
そこは、自分でも否定できないのです。
ああ、いやらしい、いやらしい。
でも、お陰でスッキリしました。
いつもありがとう、 I 先生!

後日談になりますが、施設から連絡を受けたお母さんは
特に大騒ぎするようなことはなく
Oくんがソフトエアロビに参加することには了解しながらも
Oくんの、数ヶ月に1度というペースを考えると
出来れば、1回ごとの参加費だと助かると言っていたとのことで
昨日の火曜日、またトゲトゲさんたちと話をすることになりました。
トゲトゲさんたちは、実はOくんのお母さんのことをご存知で
(この世界は広くて狭いのです)
「なんだかお高くとまった感じの人」である(らしい)Oくんのお母さんに
「お母さんの方から連絡をくれるのが筋でしょう」
などと、「案の定」ごちゃごちゃ言い出したので
「まあ、それはそれで仕方がないですから」
と、話をぶった切り(時間は有効に使いたいのです)
参加費、1回いくらで押し通してやりました。
途中、1番トゲトゲなお母さんが
「やっぱりね、私から直接電話した方がいいんじゃないかしら」
と、余計ややこしいことになりそうなことを言い出したので
「既に施設の職員さんが、親御さんと連絡を取ってくれているので
 職員さんにお任せした方がスムーズかもしれませんね」
と、言ったら、そのお母さんは、嫌味たっぷりに、こう言いました。
「私がしゃしゃり出たら、ややこしくなるかしらね」
私は、にっこりと微笑んで
「いえいえ、わざわざ面倒な思いをすることはありませんよ」
ぶった切り~。


あのときの、あの思いを忘れちゃいけない。
多少揉めても、多少敵を増やしたとしても、あんな思いをするよりはマシだ。

昨日はメンテナンスだったらしい

2012-05-22 13:59:58 | インポート
昨日、吐露を更新しようとしたのに
何度やっても管理ページに繋がらないので
一体何事かと思ったら、どうやらメンテナンスだったらしい。
メンテナンスならメンテナンスでいいから、先にひと言おしえてくれよー。
ネタの鮮度が下がるじゃねぇかって、寿司屋かよ。


昨日、またしても、さっちゃんの通う施設の、昼食試食会に行ってきました。
昨日お誘いしたのは、さっちゃんがプールでお世話になっている
Kちゃんというヘルパーさんです。

実は、かなり以前から、Kちゃんを誘いたいなーと思っていたのですが
Kちゃんの本業は、スイミングのインストラクターで、そしてライフセーバー。
週に8グループのサークルをもち、その他に個人指導の生徒さんもいて
更に、空いている日にはヘルパーさんのお仕事をしているので
いつ空いている人なのかが分からないのです。
(と、言うか、そもそも休んでいる日はあるのか?)
多分、空いている時間は家のことや他の用事があるはずなので
そんな忙しそうなKちゃんを、なかなか誘う勇気が出なかったのですが
先日、思い切って、昼食試食会に誘ってみたら
なんと、二つ返事で快諾!

そこで、お献立表を確認しながら(←重要!)
お互いの都合の良い日を調整した結果、昨日になったわけです。

昨日は、私は午前中のみお仕事だったのですが
Kちゃんは、午前と午後のスイミングサークルの間しか時間が取れないため
11:00に、私の仕事先までKちゃんに迎えに来てもらって
一緒に施設へ向かうという慌ただしさです。
そんな状況でも、行きたい、食べたいという、この情熱。
ある意味、「熱愛」とも言えます。

余談ですが、本業でも忙しいはずのKちゃんが
何故ゆえにヘルパーさんというお仕事をしているのかというと
もともと、そういうお仕事が好きだからということもありますが
障がいのある人にも泳ぐ楽しさを伝えたいからなんですって。
更に、Kちゃんは職業柄、ストレッチ法やリハビリの方法などにも詳しく
例えば、私がダンスで足の筋を傷めたときなどには対処法を聞いたりして
さっちゃんのサービス以外に、そんなアドバイスも受けたりもしています。
先日、ポスティングで4時間ほど歩き回った後に
さっちゃんとKちゃんのプールに加わったのも
「足の疲れを取るなら、プールでゆったり泳ぐといいよ~」
と言う、Kちゃんのアドバイスによるものです。
実際、その翌日は、自分でも驚くほど疲れが残らず
その勢いで、土曜日のミロンガにも行ってしまったほどです。
(でも、帰宅後のストレッチをしなかったせいで、日曜日は散々なことに…)

余談が長くなりました。

11:27、施設到着。
もちろん、さっちゃんはKちゃんと私が来ることを知りません。

作業場の引き戸をこそっと開き、Kちゃんと2人で顔を寄せて
細い隙間から中を覗くと…
いきなり、正面の作業台に座って作業をしていたさっちゃんと目が合いました。
さっちゃんが一瞬。
一秒にも満たない、ほんの一瞬
(え?なんで?)
と言う顔をして、目を伏せました。
これまでにも、何度もヘルパーさんたちを昼食に付き合わせてきましたが
Kちゃんは、今までのヘルパーさんたちとは、別の介護事業所の人なのです。
細かい仕組みはよく分からないながらも
Kちゃんが、Eさんたちとは違うところからやってくるというのは
さっちゃんにも、なんとなく分かっているようで
だから、Kちゃんと私が一緒に施設に現れるなどということは
さっちゃんにとっては、全く予想外のことなのです。

ぶっくりした?
ねぇ、ぶっくりした?

あはは。
ぶっくり大作戦、またしても成功~!

さて、問題の昼食のお献立は
スタミナ納豆丼、梅肉和え、お味噌汁。
そして、ごめんなさい。
今回「も」、気が付いた頃にはもうほとんど食べ終わっていて
画像の撮影ができませんでした。

Kちゃんと私がそそられた、スタミナ納豆丼とは
甘辛く炒めた鶏挽き肉にタバスコ少々を加え、引き割り納豆と混ぜて
丼ご飯に盛り付けてコネギを散らし、中央に温泉卵を乗せたものです。
たかが納豆、されど納豆。
Kちゃんも私も大絶賛でした。
梅肉和えは、大根と鶏の酒蒸しに梅肉を和えたもので。
酸味の苦手な子のために、梅肉は控えめ。
大根は薄い短冊切りで、しゃきしゃきした食感が、梅肉とよく合います。
そしてお味噌汁は、油揚げとネギ。

食後に子供たちとじゃれながら施設内を見学していると
(Kちゃんはともかく、私は何度目の見学なんだろう…)
施設長室から出てきた施設長さんとばったり。
「さとみがいつもお世話になっているKさんです」
と、施設長にKちゃんを紹介すると、施設長さんは
「うちのさとみがいつもお世話になっております」
と、まるでお父さんみたいな挨拶をしていたので、笑ってしまいました。

その後、Kちゃんとさっちゃんはしつこいほどハグを繰り返し
またねと言って、お別れをしたのでした。