モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ブラジリアンセージ、サルビア・ブルースカイの花

2008-09-14 07:10:47 | セージ&サルビア
サルビア・ガラニチカは、日本ではメドーセージとして流通しているが、
本来のメドーセージは、サルビア・プラテンシス(Salvia pratensis)のことをいう。
大分ちがうのにどうしてこうなったのだろう?

そこで、
サルビア・ガラニチカはブラジルで発見されたので、
コモンネームでも使われている“ブラジリアンセージ”と呼ぶことにしたが、
その園芸種‘ブルースカイ(Blue Skies)’の花が咲いた。

(写真)ブラジリアンセージ、ブルースカイの花


ブルースカイの学名は確認できなかったが、
サルビア・ガラニチカ+ブルースカイであろうからSalvia guaranitica. ‘Blue Skies’となるのだろう。

花の色は、淡いブルーでクレヨンの空色というような感じがする。
長さは4cmほどありサルビア・ガラニチカと変わらないが、
品種としては、 “アルゼンチン・スカイ('Argentine Skies')” によく似ている。

つぼみがチョッと顔を出しているが、この色合いは完全なブルーであり、
この色合いから空色にどう変化したのか不思議に感じる。

ガラニチカのはっきりしたブルー、パープルスカイの青紫、ブルースカイの空色
これらを混栽して育てて見よう。
丈がそろったら見ごたえがあるかと思う。

ブラジリアンセージ、サルビア・ガラニチカ発見の歴史は?
スウェーデンのウプサラ大学でリンネ学派の先生から医学・植物学を学んだ“レグネル”がブラジルで発見する。
参考:ブラジリアンセージ発見の歴史はこちらに

(写真) ブラジリアンセージ、ブルースカイの立ち姿


ブラジリアンセージ、サルビア・ブルースカイ(Salvia guaranitica. ‘Blue Skies’)
・シソ科アキギリ属の耐寒性がある常緑低木。但し、冬場は、地上部から切り戻しを行う。
・学名は、Salvia guaranitica. ‘Blue Skies’。英名はBrazilian sage、anise scented sage、流通名がメドーセージ。
・原産地は、ブラジル、アルゼンチンを含む南米。
・花弁が4cm級の淡いブルーの花を初夏から秋まで多数咲かせる。
・咲き終わった花穂は切り戻す。
・草丈50cmで葉からはセージの独特の香りがする。
・5月までに摘心を行い丈を調節し、花穂を増やす。
・夏場に乾燥させないように根元を腐葉土でマルチングすると良い。
・さし芽、株分けで増やす。

(写真)ブラジリアンセージの仲間
サルビア・ガラニチカ と サルビア・ガラニチカ‘パープルスカイ’


【参考サイト】(Botanic Gardenより)
サルビア・プラテンシス
http://www.botanic.jp/plants-sa/salpra.htm
サルビア・ガラニチカ‘アルゼンチン スカイ’
http://www.botanic.jp/plants-sa/salarg.htm

コメント