(写真)ジャノメエリカの花

「ジャノメエリカ(Erica canaliculata Andrews)」は、11月から4月頃まで咲く有難い花だ。
和名の「ジャノメエリカ」は、釣鐘型の淡い桃色の小花から突き出る雄シベの黒い葯(やく)が蛇の目のようであるところに由来しているが、写真のアップで見るとちょっと恐い感じがする。
日本人にはまだわからない感覚だが、エリカ属の植物はイギリス人を魅了しているようだ。イギリスではエリカ属の植物などを「ヒース(heath)」と呼ぶ。
(ヒースに関してはここを参照)
ジャノメエリカ
・ ツツジ科エリカ属の常緑低木。
・ 学名Erica canaliculata Andrews。英名channelled heath、heath。和名は蛇の目エリカ。
・ 原産地は南アフリカ・ケープ地方。
・ 開花期は11月から4月、小さなピンク色の釣鐘型の花、そこから覗く黒いオシベが特徴的。
・ 樹高150-200㎝。
・ 庭木、垣根などに利用される。
命名者:アンドルーズ(Andrews, Henry Charles fl. 1794-1830)アンドルーズは、英国の植物学者で、植物画を描くアーティスト。その正確で芸術的な描き方は、カーティスのボタニカルマガジンでも紹介されただけでなく、増大する素人の園芸家の欲求を喚起する貢献をした。彼がジャノメエリカの命名者になったのは、ヒースに関する著作物が多く英国にヒースを紹介する原動力となった。
(写真)ジャノメエリカの立ち姿

続きは明日掲載