(写真)コモンマロウの花
梅雨の時期になると「コモンマロウ」の花が咲く。
赤紫色の花に濃い赤紫の模様が入り、この複雑さが魅力となっているが、何となくゼラニュウムに似たような模様がある。
イスラムの世界では「ウスベニアオイ」が「ゼラニュウム」に変身したという伝説があり、こんな印象を昔の人も持ったのだろうか?
「コモンマロウ」は、花以上にハーブとして愛されてきた。
葉や花は食用にされ、サラダ・ハーブティとして利用される。乾燥させた葉や花を煮出したものはのどや気管支などの痛みをとる効果があるという。
育て方はいたって簡単で、腐葉土を多くした土で栽培し、春先に株を新しくするために、古い株を剪定し新しい芽を伸ばすようにする。
(写真)コモンマロウの立ち姿
コモンマロウ(Common Mallow)
・アオイ科ゼニアオイ属の耐寒性がある多年草
・学名は、Malva sylvestris.L.。英名がコモンマロウ(common mallow)、high mallow、和名はウスベニアオイ。
・原産地は、南ヨーロッパ。
・草丈60㎝~100cmで、大柄な葉にはビタミンが豊富。
・開花期は5~8月。開花期に花と葉を収穫しハーブティーに利用する。レモンを入れると青からばら色に変化する。
・耐寒性強いので、戸外でも大丈夫。
・耐暑性やや弱い。鉢の場合は、マルチングし乾燥を防ぐ
・こぼれダネでふえ野生化しやすいので注意する。
・3月頃に、地上部10cm程度を残し剪定し株を若返らせる。
・さし芽でも増やせる。冬越しした株元近くの元気なわき芽をさし芽する。
<Contents of the last year>
属名のMalva(マルウァ)は、ギリシャ語でやわらかいという意味に由来し、薬用・食用で栽培されてきた。サラダにも良いそうだが、見た感じでやわらかいとは思えず、まだ食べたことはない。
この花は日本の風土になじんだ純和風の香りがするが、原産地は小アジア・ヨーロッパ南部で江戸時代にこの変種のゼニアオイが日本に入ってきたようだ。
近縁種のタチアオイ(=ホリホックHolly-hock)は、5万年前のネアンデルタール人の墓で発見された野草の中にもタチアオイの花があったぐらい古い歴史がある。
ヨーロッパには十字軍の頃に伝わり、日本にはもっと早くに、シルクロードを通り中国経由で入ったようだ。
敦煌130洞窟(366年からはじまる)の壁画にもタチアオイの1株が描かれているようであり、シルクロード経由で中国に伝来した裏づけとなっている。
和名のタチアオイは立葵と書くが、葵は、葉が傾いて日に向かい根元を日に照らさないように守るところからきており、知恵があって揆(はかる)=葵になったという。
徳川氏の家紋は“三つ葉葵”であり、由来は諸説あるようだがめでたい植物としての評価があったようだ。
梅雨の時期になると「コモンマロウ」の花が咲く。
赤紫色の花に濃い赤紫の模様が入り、この複雑さが魅力となっているが、何となくゼラニュウムに似たような模様がある。
イスラムの世界では「ウスベニアオイ」が「ゼラニュウム」に変身したという伝説があり、こんな印象を昔の人も持ったのだろうか?
「コモンマロウ」は、花以上にハーブとして愛されてきた。
葉や花は食用にされ、サラダ・ハーブティとして利用される。乾燥させた葉や花を煮出したものはのどや気管支などの痛みをとる効果があるという。
育て方はいたって簡単で、腐葉土を多くした土で栽培し、春先に株を新しくするために、古い株を剪定し新しい芽を伸ばすようにする。
(写真)コモンマロウの立ち姿
コモンマロウ(Common Mallow)
・アオイ科ゼニアオイ属の耐寒性がある多年草
・学名は、Malva sylvestris.L.。英名がコモンマロウ(common mallow)、high mallow、和名はウスベニアオイ。
・原産地は、南ヨーロッパ。
・草丈60㎝~100cmで、大柄な葉にはビタミンが豊富。
・開花期は5~8月。開花期に花と葉を収穫しハーブティーに利用する。レモンを入れると青からばら色に変化する。
・耐寒性強いので、戸外でも大丈夫。
・耐暑性やや弱い。鉢の場合は、マルチングし乾燥を防ぐ
・こぼれダネでふえ野生化しやすいので注意する。
・3月頃に、地上部10cm程度を残し剪定し株を若返らせる。
・さし芽でも増やせる。冬越しした株元近くの元気なわき芽をさし芽する。
<Contents of the last year>
属名のMalva(マルウァ)は、ギリシャ語でやわらかいという意味に由来し、薬用・食用で栽培されてきた。サラダにも良いそうだが、見た感じでやわらかいとは思えず、まだ食べたことはない。
この花は日本の風土になじんだ純和風の香りがするが、原産地は小アジア・ヨーロッパ南部で江戸時代にこの変種のゼニアオイが日本に入ってきたようだ。
近縁種のタチアオイ(=ホリホックHolly-hock)は、5万年前のネアンデルタール人の墓で発見された野草の中にもタチアオイの花があったぐらい古い歴史がある。
ヨーロッパには十字軍の頃に伝わり、日本にはもっと早くに、シルクロードを通り中国経由で入ったようだ。
敦煌130洞窟(366年からはじまる)の壁画にもタチアオイの1株が描かれているようであり、シルクロード経由で中国に伝来した裏づけとなっている。
和名のタチアオイは立葵と書くが、葵は、葉が傾いて日に向かい根元を日に照らさないように守るところからきており、知恵があって揆(はかる)=葵になったという。
徳川氏の家紋は“三つ葉葵”であり、由来は諸説あるようだがめでたい植物としての評価があったようだ。
なんの香りも味もしませんでしたが、
カップのなかで花が開き、少し青い色。そしてレモンを一滴、青い色だったのが、綺麗なピンクになりました。「サプライズ・ティー」て呼んでいました。
レモンで色が変わったりするとデートに良さそうな飲み物ですよね。
まあ~若い時に知っておけばよかった飲みものですね。