(写真)レッドソレルの葉
「スイパ」或いは「スカンポ」といえば ♪土手のスパンポジャワ更紗♪ という北原白秋作詞の唱歌で歌い、土手に行ってはこの根元に近い茎をしゃぶっては甘酸っぱさに身震いし、すりむいたひざ小僧にこの「スカンポ」の葉をとり、つばで練り合わせて傷口につけた懐かしい覚えがある。
もちろん護岸工事されたいまの河川ではこういった自然が消えてしまった。
「スイパ」或いは「スカンポ」は、タデ科ルメックス属(和名ではギシギシ属)に属し、ルメックス(Rumex)は、「セイヨウイラクサ」などの棘に刺された治療薬として古くから知られている。和名のギシギシは由来が良くわからないが京都の方言という説がある。
タデ科には、「ソレル(garden sorrel)」「ルバーブ(rhubarb)」「ビストート(bistort)」などの食材となる薬用ハーブがある。
「ソレル」は、葉にシュウ酸があるので酸っぱい味がするので和名では「スイバ(スカンポ)」と呼ばれる。
「スイパ」となると食べる気がしないが、「ソレル」は、フランス料理でサラダ・スープなどで良く使われる野菜となっている。
「レッドソレル」は、「スイパ」「ソレル」と異なる外見をしていて、血赤の葉脈が緑色の葉を走り、この美しい葉柄を愉しむ観葉植物であり、花壇などの縁取りにも使われる。
育て方は簡単で、土壌を乾燥させないように乾いたらたっぷりと水をあげ、日当たりの良いところで育てるとよい。虫がつき葉を食べるので、ナメクジなどに注意するとよい。
野菜としてもサラダなどに葉を利用できるようだが、まだ食べるには至っていない。
ただし、リウマチ、関節炎、痛風、腎結石などには食べ過ぎに注意する必要があるという。
(写真)レッドソレルの立ち姿
レッドソレル(Rumex sanguineus)
・ タデ科ルメックス属(ギシギシ属)の多年草。
・ 学名は、Rumex sanguineus var. sanguineus。英名は、red-veined dock 、bloody dock、和名はニセアレチギシギシ、流通名ではレッドソレル、赤すじソレル。
・ 原産地は、ヨーロッパ、南西アジア、北部アフリカ。
・ 草丈は80cmまで育ち、血赤の葉脈が濃緑に浮き上がる特色のある葉は、先端がとがった被針形で15cm程度もあり、ロゼット状に根元から伸びている。
・ 初夏6-7月に花穂を伸ばし緑或いは赤味がかった花をつけるようだ。(これは来年の楽しみ)
・ やや湿り気味の土壌が良く乾燥させない。
・ カタツムリ、ナメクジに注意する。
・ スイバ(スカンポ)と同属で野菜としても利用される。
命名者:リンネ(1753年)ポアレ(1804年)
Poiret, Jean Louis Marie (1755-1834) フランスの聖職者・植物学者・探検家で、ルイ16世の時代にアルジェリアの植物相研究で1785-1786年に派遣される。
アンドレー・ミッショが北米探検に派遣されたのも1785年だったので、フランスが植民地の有用植物探索に力を入れようとした時でもあったが、1789年のフランス革命が彼らプラントハンターの運命を大きく変えることになる。
「スイパ」或いは「スカンポ」といえば ♪土手のスパンポジャワ更紗♪ という北原白秋作詞の唱歌で歌い、土手に行ってはこの根元に近い茎をしゃぶっては甘酸っぱさに身震いし、すりむいたひざ小僧にこの「スカンポ」の葉をとり、つばで練り合わせて傷口につけた懐かしい覚えがある。
もちろん護岸工事されたいまの河川ではこういった自然が消えてしまった。
「スイパ」或いは「スカンポ」は、タデ科ルメックス属(和名ではギシギシ属)に属し、ルメックス(Rumex)は、「セイヨウイラクサ」などの棘に刺された治療薬として古くから知られている。和名のギシギシは由来が良くわからないが京都の方言という説がある。
タデ科には、「ソレル(garden sorrel)」「ルバーブ(rhubarb)」「ビストート(bistort)」などの食材となる薬用ハーブがある。
「ソレル」は、葉にシュウ酸があるので酸っぱい味がするので和名では「スイバ(スカンポ)」と呼ばれる。
「スイパ」となると食べる気がしないが、「ソレル」は、フランス料理でサラダ・スープなどで良く使われる野菜となっている。
「レッドソレル」は、「スイパ」「ソレル」と異なる外見をしていて、血赤の葉脈が緑色の葉を走り、この美しい葉柄を愉しむ観葉植物であり、花壇などの縁取りにも使われる。
育て方は簡単で、土壌を乾燥させないように乾いたらたっぷりと水をあげ、日当たりの良いところで育てるとよい。虫がつき葉を食べるので、ナメクジなどに注意するとよい。
野菜としてもサラダなどに葉を利用できるようだが、まだ食べるには至っていない。
ただし、リウマチ、関節炎、痛風、腎結石などには食べ過ぎに注意する必要があるという。
(写真)レッドソレルの立ち姿
レッドソレル(Rumex sanguineus)
・ タデ科ルメックス属(ギシギシ属)の多年草。
・ 学名は、Rumex sanguineus var. sanguineus。英名は、red-veined dock 、bloody dock、和名はニセアレチギシギシ、流通名ではレッドソレル、赤すじソレル。
・ 原産地は、ヨーロッパ、南西アジア、北部アフリカ。
・ 草丈は80cmまで育ち、血赤の葉脈が濃緑に浮き上がる特色のある葉は、先端がとがった被針形で15cm程度もあり、ロゼット状に根元から伸びている。
・ 初夏6-7月に花穂を伸ばし緑或いは赤味がかった花をつけるようだ。(これは来年の楽しみ)
・ やや湿り気味の土壌が良く乾燥させない。
・ カタツムリ、ナメクジに注意する。
・ スイバ(スカンポ)と同属で野菜としても利用される。
命名者:リンネ(1753年)ポアレ(1804年)
Poiret, Jean Louis Marie (1755-1834) フランスの聖職者・植物学者・探検家で、ルイ16世の時代にアルジェリアの植物相研究で1785-1786年に派遣される。
アンドレー・ミッショが北米探検に派遣されたのも1785年だったので、フランスが植民地の有用植物探索に力を入れようとした時でもあったが、1789年のフランス革命が彼らプラントハンターの運命を大きく変えることになる。