山添議員ら祝辞
在日本大韓民国民団(民団)の新年会が10日、都内で開かれ、各党からの代表らとともに、日本共産党から山添拓政策委員長・参院議員(日韓議連常任幹事・法的地位副委員長)、吉良よし子参院議員、本村伸子衆院議員の3氏が出席しました。
民団中央本部の金利中(キム・イジュン)団長が、今年は日韓国交正常化から60年、日本の植民地支配解放から80年の節目の年だとあいさつ。苦難の歴史を歩んできた在日同胞が「一貫して求めてきたのは自由と民主主義、世界平和だ」とし、日韓友好の発展に尽力すると語りました。
朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日韓国大使は「韓日が戦略的構想を共有しながら未来を考察する努力を続けていく」と述べました。
山添氏は祝辞で、節目の年に歴史を振り返ることは欠かせないものの、歴史問題を解決済みとした戦後70年の「安倍談話」が「両国の大きな障害になっている」と指摘。1998年の日韓共同宣言をはじめとした、「歴史の事実を真摯(しんし)に顧みる姿勢に立ち返ることが大事だ」と述べました。
また、山添氏は、永住外国人の地方参政権の実現に超党派で取り組んでいく、とも表明しました。
吉良氏は日本社会の差別・排外主義根絶のために、本村氏は在日コリアンの人権擁護のために尽力したい、とそれぞれあいさつしました。
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