私が生まれて育ったところは、四方山に囲まれた地域で、裏山は我が家の敷地でした。しかし、どこから、
どこまでが我が家か分かりません。暗黙の了解なのか、あそこから、あそこまでと・・・今では全く覚えて居りません。
冬になると、裏山は雪が多く、スキーに行く以外は行くことはないです。春になると、お袋が山で木を切ったり、
柴を担いだりと・・・当然、我々4人の子供は有無踏む言わず手伝うのが日課でした。当時は、ごはんやみそ汁はカマドで炊きますので、
枯れた杉で火を起こして割った薪を使って焚きました。これらの、枯れた杉を拾いに行くのは子供仕事でした。
また、春は蕨やゼンマイを取りに山を駆け巡ります。蕨は乾いた土のところに、ゼンマイは湿地のところになっています。
それらを採ったものを、祖母が外で乾かします。ゼンマイは乾かすと、小さくなって一握りになります。
秋になると、キノコを採りに裏山に入ります。私は、よく一人で行ったものです。
もう、何十年もキノコも蕨も採っていません。
家内が私の田舎料理で一番好きなのがゼンマイの煮つけです。家内はそれまでゼンマイを食べたことが無かったそうで、
初めて食べて好きになったそうです。それで、今は時々、Coopでゼンマイを予約して、煮物を作っています。
今では、ネットで乾燥ゼンマイを見ると、100gr 3000円くらいに出ています。高いです。
私が、今年の5月に買ったのは、南魚沼で100gr 1000円から1200円でした。今回は、これくらいの価格のゼンマイを探して、沢山購入して
お土産にしたいと思います。実家や兄弟にも・・・
田舎の人は皆好きですね!我が娘は、作らないので挙げませんが・・・