第3の支援者構想委員会 キャリアコンサルタントの未来を考える。

キャリアコンサルタントは、親でも上司でも先生でもない「第3の支援者」。これからのキャリアコンサルタントの未来を考えたい。

「21世紀の教育は、子供からキャリアへ」ニコラス・ルーマン

2017年12月03日 | 日記
20世紀の巨星、社会学者ニコラス・ルーマンのこの言葉は、素晴らしい予見だ。

現代の産業構造、組織構造、マネジメントをみると

気持ち悪くどんどん変化している。

「これでいい」と思った瞬間に、陳腐になる。

その現実を、働く就業者、またはこれから働こうとする大学生、高等教育機関は

より一層、自覚しなければならない。

別の言い方をすれば、

「キャリア・ラダー」から「キャリア・ラフティング」の時代だ。

「学ぶ」➡「活かす」というサイクルが終わりを告げている。

ラフティングし続けることが苦しいと感じるのであれば、

自らを鍛えなければならない。

資格取得や将来のための職務経験は、ラフティングに耐えられる自分づくりの

ためと思うべきだ。

サビカスの「キャリアにアップもダウンもない」という言葉が象徴する通り、

いまの日本の「こうあるべき」という見えない自らの呪縛から解き放たれなけば、

「働き方改革」「ダイバーシティ」もうまくいかないのではないか。