YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 アイドリング不安定の原因は?

2024年11月18日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
72,080.2km

一昨日から昨日にかけてのキャンツーで、アイドリングが低く、アイドルストップスクリューでもそれほどアイドリング回転数が変わらず、しまいにはエンストとなってしまった。

まずはプラグの劣化を疑い、外してチェックしてみる。








エンストするほど劣化している様には見えないが、念のため新品の標準プラグに交換してみることにする。


ギャップを調整。


ネジ部にアンチシーズを薄く塗布。


症状改善せず。エンジンの始動性は悪いまま。やはりアイドリングも続かない。

もう一度使っていたプラグをチェックしたところ、明らかに右が焼けすぎだ。低回転域の混合気が薄いのか?二次エアを吸ってしまっているのか?
いずれにしてもキャブレターがあやしいな、ということで取り外す。

フロートは問題なさそう。

フロートバルブシートには若干の段付きが見られる。でも段付きが問題であれば、逆にオーバーフロー気味になり、混合気は濃い方に振れるはず。


いちばんあやしいと思われるパイロットジェット。光にかざしてみたところ、通路の穴が狭まっているように思われる。


キースターのキャブレター燃調キットは2セット買い置きしている。1セットは左キャブの再生時に開け、一部パーツを使ったが、1セット中でパイロットジェットは16番・17.5番・20番の3サイズ入っている。


もう1セットを開けるのはもったいないということで、開けているセットの方からとりあえず20番を使ってみようと取り出してみたら…

標準の17.5番と16番が残っていた。どうやら、左キャブの再生時、間違って20番を使っていたらしい。


今回は左キャブのフロートチャンバーを外すつもりはなかったのだが、パイロットジェットの番手が気になるので見てみると、やはり20番が付いていた。


プラグの焼けで判断したところ、左キャブの調子は良さそうなので、20番のまま使うことにする。

燃料ホースも前回使った残りで新調した。

とりあえず右パイロットジェットの交換のみで調子がどの位変わるかを見てみることにして、キャブレターを組み直したところで本日はタイムアップ。