天津ドーナツ

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ドーナツの将来

2011-03-02 07:32:35 | ドーナツの宝
といっても、「○○タードーナツ」や「○○キンドーナツ」(変な日本語を想像しないでください)のことではありません。

天津日本語学習サークル「ドーナツ」のことです。



昨晩、ある大学の先生から、メールを頂きました。



「私の周りでも、ドーナツが盛り上がっているのがわかる。

近いうちに一緒に仕事が出来ると思います」



また、天津で一番大きな日本語科のある大学の学生部から、

「一緒にやりたい」という連絡ももらいました。



国際交流基金のご支援も、天津日本人会の応援も

天津在住の日本人駐在員や中国の社会人の方からの

協力の申し出もいただいています。



では、私自身はドーナツの将来をどのように考えているのか、ということを

今、ここではっきりと明言しておきたいと思います。

(「はっきりと明言」というのは日本語教師としてはダメな表現でしょうか)



それは、

「ドーナツがいらない状態になってほしい」

です。



もし、天津市の大学の先生や学生、そして、保護者や地域の方々、天津市政府、

そして、日本企業の方々がチームとなり、日本語科の学生の教育に力を尽くすように

なったら、ドーナツは必要なくなります。



おそらく、多くの方が信じられないと言うでしょうけれど、

私自身は、ドーナツが大きくなるのはあまりいいことではないと思っています。



天津市の日本語教育に関わる人々が連携を組む下地を作る、

これがドーナツを設立した目的であり、私自身が何かの団体を運営しようという

ものではありません。



どうしてそんなことを私がやらなければいけないのかというと、



「天津市の日本語科にどのぐらいの美人がいるのかを知りたい」

というのは冗談です。(たぶん…)



そのわけを知りたい人は、次の3つの質問を今年の1年生にしてみれば、すぐに分かります。



1.大学入試の時、天津市の大学を第一志望にしたのですか?

2.大学入試の時、日本語科を第一志望にしたのですか?

3.天津の日本語科に来てよかったと思っていますか?



3つとも「はい!」と答えてくれる学生、

あるいは3番目の質問に「はい」と答えてくれる学生は、どのぐらいいるでしょうか。



私は、3番目の質問に

「はい!」

「これからそうなるかもしれません。期待しています」

という学生を一人でも増やしたいと思ってドーナツを作りました。



そのためには、天津市の日本語教育関係者が知恵と力(と資金)を合わせることが必要です。

ドーナツはあくまでも、そのきっかけづくりですので、ドーナツ自体が大きくなることは、本来の

目的のためには逆効果だと私は思っています。



一日でも早く、ドーナツではなく、「天津市の日本語教育スタンダード」が

有名になったらいいな、というのが私の夢です。