天津ドーナツ

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スピーチが上手になりたい人へ  ブログの紹介です

2011-05-14 11:42:28 | 日本語学習法
元NHKのアナウンサーだった塚越恒爾さんのブログを紹介します。



「ファンタ爺の日本語ざっくばらん」

http://www.fantajisan.com/



スピーチ・会話・コミュニケーションについて、きちんと勉強してみたいという人は、

ぜひ読んでみてください。



塚越さんは、「中国の学生にスピーチを教えています」というメールを送った私に、

ご自身の著作「口下手がなぜ人の心をつかむのか」とDVDなどをプレゼントしてくれました。



私のスピーチ指導の原点は、塚越さんの書かれた本やメールでしてくださったアドバイスです。



それは、例えば、以下の記事のようなことです。(塚越さんのブログからの転載です)

かなり昔の話だけれどね、一時代を画した声優の徳川無声さんを覚えているかな。ワシらの少年時代には、無声の「宮本武蔵」が始まると、ラジオにかじり付いて聞いていたものだ。懐かしいね。
その無声翁が、生涯に只一冊、「話術」という本を書いているのだが、これまた名著だったとつくづく思う。
 
 本を読むと、「話術は“間術”なり(間の取り方)」とか、「間(マ)とは、動きて破れざるバランスなり」「真の雄弁は、話術を知らず」・・・など、彼らしい言葉で、表現の極意が書かれているのだが、忘れられないエビソードとして、こんな話が載っていた。
 ーーー雄弁術の神さまデモステネス(紀元前三百年ごろのギリシャ人)が、或る時、彼の雷名を慕って遙々訪ねて来た人から、
「先生! どうか雄弁術の秘訣を教えて下さい。」と云われて、次のように答えた。
「折角のお出でだから、虎の巻をお教えしましょう。雄弁術の大家になるには、何よりもまず、自分の態度に注意することが肝要です。」
「なるほど。その次には何が肝要でありましょうか?」
「態度に注意することです。」
「いや分りましたが、その次は何が?」
「態度に注意することじゃ。何度聞かれても“態度”だと答えるぞ。」
「・・・」
(転載ここまで)



今日、これから中華杯スピーチコンテストに、学生を引率して行ってきます。

私は、「学生の日本語がどれぐらいぺらぺらなのか」を見に行くつもりはありません。

そんなのは、わざわざコンテストに行かなくても、毎日のように教室で見ることができるからです。



コンテストで見たいのは、

「今の学生は何を考えているのか」

「話している内容と、声と、態度は一致しているのか。つまり、本気で話しているのか」

ということです。



「北京バイオリン」という映画の冒頭のコンテストで、

技術だけの演奏の時には居眠りをしていたけれど、

主役の少年の演奏の時には指が動いていた、という先生が登場します。



また、有名になった教え子のコンサートを聞き、

「あとどのぐらい商売のための演奏をするんだ」と叱責した先生もいます。



私が憧れているのは、そういう先生であり、

塚越さんのいうように、「(口下手であっても)人の心をつかむ」話し方をする人です。

スピーチコンテスト審査員の皆様へ

2011-05-14 11:41:34 | 顧問・アドバイザーから
いつも、天津ドーナツを応援してくださり、本当にありがとうございます。

 また、今回も、お忙しいところ、スピーチコンテストの審査員をお引き受けくださったことに、重ねて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

 当日は、午後1時より審査員会議が開かれますが、会議の議題については、次のように考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



1.各分担の確認

(1) 審査委員長

(2) 評価基準の説明

(3) 表彰:優勝・準優勝・3位、各審査員賞(これは、すべての方にお願いいたします)

(4) 講評:審査員より1名、ゲストより1名をお願いできればと思います。



2.各審査員賞の説明

  従来ですと、上位に入賞できなかった学生には、「優秀賞」という名称の参加賞が送られておりました。これですと、自分のスピーチの良かったところと改善点、つまり、どのように評価されたのかが、本人には分かりません。

  そこで、審査員の皆様にはご面倒をおかけいたしますが、4位以下の学生の中から1~2名を選んで表彰をしていただきたいのです。

  その表彰の際に、一言でも何かお声をかけていただけたら、学生達にとっては大きな励ましとなるかと思います。



3.「今回のコンテストで評価するスピーチの基準」の確認

 学年や学習目的によって「いいスピーチ」の定義は違ってくることと思われますが、学生達にとっては「上位入賞者のスピーチ」がひとつの学習目標になってきます。

 ぜひ、審査員会議で、審査員のみなさまが考える「今回のコンテストで評価するスピーチ」、つまり、「今後の学習の目標にして欲しいスピーチ」について、お話し合いいただけますでしょうか。



 参加した選手はもとより、スタッフ・観客・ゲストから審査員のすべての方が「やってよかった」と思えるコンテストにしたいと思いますので、お力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

日中青年交流会  2011年5月8日 愛大会館

2011-05-09 10:02:25 | 結果報告
愛知大学現代中国語学部のみなさん、本当にありがとうございました。



表の責任者を務めたKさん、

裏の責任者を引き受けてくれたYUTETSUさん、



○×ゲームの司会をしてくれたKさん、

会場作りからおにぎり・餃子作りで走り回ってくれたIさん、

最後まで黙々と会場セッティングと片づけをしてくれたKさん、

中国語での開閉会の言葉にチャレンジしてくれたTさん、



当日、朝早くから会場整備や小道具作り、受付などを

引き受けてくれたボランティアスタッフのみなさん、



本当にありがとうございました。



私は、このような活動が日中友好に役立つなどとは言いません。

国と国との関係は、そんなに簡単なものではないからです。



しかし、みなさんがしてくれた仕事の意義を、ここで強調しておきたいと思います。

ひとつは、数字ではかれるもの、

もうひとつは、数字でははかれないもの

です。



まずは、数字で表すことができるものからです。

昨日は

「雨」

「会費聴取」

「遠いところは2時間以上バスに乗る学校もある」

「中国人学生は各大学6名までに制限」

という条件の中、50人の中国人学生と50人の日本人留学生(スタッフを除く)が集まりました。

これは、昨年度の好天のもと行われた第1回(合計で75~80人)を上回る数字です。

4つの条件のうち、一つでも変わっていたら、もっと多くの人が集まったのではないでしょうか。



次に、数字では表せないもの、です。

1.日中両国の学生が協力して企画・準備をした

  昨年は、中国人学生側が準備をし、日本人留学生はお客さま、という形でした。

  今年は、企画段階から愛知大学の事務局および各クラスの班長さんが加わってくれ、

  会場設営・受付・案内・誘導などの仕事を、全面的に引き受けてくれました。

  中国人学生にとっても、日本人留学生と一緒にイベントを運営するというのは、

  今までにない経験だったのではないでしょうか。



2.当日、来てくれた人の一部の人の人生の一部に影響を与えた(と信じています)

  この日が初めての同年代の日本人との交流、という学生もいました。

  また、一緒に餃子やおにぎりを作ることも、○×ゲームも、初体験の学生が大部分でした。

  普段、教科書やメディアを通じてのみ接していた日本人と、直接接し、一緒に遊んだ経験は、

  彼らの学生生活、そして、将来、どんな仕事をするにせよ、何らかの形で生かされていくことでしょう。

  もしかしたら、それは日本語とは関係のない部分かもしれませんし、自分でも気がつかないかもしれません。

  

  しかし、私がこのことを信じられるのは、

  「教育とは学校で習ったことを全て忘れた後に残っているところのものである」(アインシュタイン)

  と、私も考えているからです。



  会場に来た学生達が、日本語学習はもとより、

  普段の生活においても、ほんのちょっと明るくなってくれること、

  それが、この交流会の本当の意義だと、私は思っています。



最後になりましたが、

留学生のお姉さんこと事務局のHさん、

留学生のお母さんことX先生(当日は母の日でした)、



本当に、ありがとうございました。

2011年ドーナツ・愛知大学中日青年交流会実施要綱

2011-05-08 20:41:26 | イベント・コンテストの予定
2011年ドーナツ・愛知大学中日青年交流会実施要綱

2011年4月12日(火)

天津ドーナツ 陳エイ 周晓旭

1.日時:2011年05月08日(日)14:00―18:00

2.場所:天津南開大学愛大会館

3.参加対象:天津市のすべての日本語科の学生及びすべての大学の日本人留学生

4.参加人数:100~150まで

5.内容:

①お互いに自己紹介をする

②ゲームを一緒にやる

③皆の興味がある内容をめぐって討論する

6.目的:

中国の学生の日本語と留学生たちの中国語が向上するよう、そして中日青年の友好のために、交流会を行う。

7.事前準備:

①参加者たちにアンケートを送り、参加者の関心がある内容を募集する

②当日担当のスタッフが早めに会場に来てセッティングする

③参加者は紙と筆を持ってくること。(中国の特徴的な食べ物を持ち込むのは大歓迎)

8.申し込み締め切り:4月16日(土)までに各大学の参加者を決め、問い合わせ先まで連絡してください。

9.申し込み方法:①各大学のドーナツ責任者まで申し込んでください。(人数制限有り・各大学6人まで)

         ②ネットの人人網で伝言してください。(人数制限有り・各大学6人まで)

10.問い合わせ先:

陳エイ:15022167247  chenyingshelly@hotmail.com 355196561@qq.com

周暁旭:15122406843 zhouxx89@126.com 853788850@qq.com