散歩のついでに・・・

犬も歩けば棒にあたる。デジカメを常に持ち歩き、気ままに撮った写真を中心に思い思いに綴っています。

箱根旧街道(箱根峠から三島まで)

2010-05-01 15:26:24 | 旧東海道
今回の旅の一番の難所。箱根峠。
坂がきついとかではなく、道が良く判らない。
方向を考えると坂の途中で国道1号線を横断しなければなりません。しかも、国道1号線と新道の合流している場所でです。
道の駅箱根峠まで国道1号を戻り横断歩道を渡って歩くしかないのですが、歩道スペースがないので対向してくる車に注意が必要ですし、合流時点では車の交通量は少ないもののスピードを出してくる車も多いのでかなり気を使います。

また、道路の右と左のどちらの歩道を歩いていれば、箱根旧街道へ入る道があるか判らず行ったり来たりしてかなりの時間を使ってしまいました。
ウロウロしているうちにたまたま足下を見たら歩道に埋められた道案内に気付いて道が判りましたが、場合によってはここで断念したかもしれません。
進行方向右手に箱根エコパーキングという駐車場があり、その後ろに沿って箱根旧街道への歩道が整備されており、そのまま進むと国道1号から右に別れた車の通行が少ない道に入り、暫くすると左手に箱根旧街道入口が見えて来ます。
進んで行くとすぐに母屋と案内表示がありますので現在地とこれからのルートを確認。
母屋左手奥に入ったところに箱根八里記念碑があります。


頭から多いかぶさるような木々の間を通り、坂道を下って行くと左手にちょっと見過ごしそうな小さな石柱。
刻まれた文字を読むと「兜石跡」。観光案内等を読むともっと大きな株の形をした石ですが、ここにあるのは小さな石柱。道路整備で撤去してしまったのでしょうか。ちょっと残念。
更に進んで行くとオートバイのエンジン音が良く聞こえて来た所で国道1号と合流。
箱根旧街道はうねった国道1号を突っ切るような道ですので、このように国道1号に出たり入ったりしています。
国道に突き当たり右に曲がりしばらく、国道に沿った歩道を下って行きます。下りの左カーブの出っ張った所に接待茶屋というバス停があり、再び箱根旧街道へ。
入口脇には一里塚があり案内板もあります。少し入った右手には兜石!ここに移されたようです。

この後は施行平で眺望と楽しんだ後、石原坂・大枯木坂を下って国道1号を渡って願合寺地区の箱根旧街道石畳を歩いて「雲助徳利の墓」を見て、山中城跡を見学。宗閑寺には豊臣秀吉が小田原の北条氏を攻めた時の戦死者(豊臣方と北条方の武将)のお墓があります。

国道1号をしばらく歩いて右手に案内標識。富士平入口。木々の間から見える富士山が何故か下方に見えます。少なくとも目線より上に見えないととも思うのですが、ちょっとした場所(立ち位置)による錯覚でしょうか?
旧街道を抜けると左手にドライブイン。次の旧街道入口は道路を挟んで反対側。ただし、右手はすぐカープですし左から下り坂を利用してスピードを上げたトラックが走り抜けて行きます。少し国道を上に戻って横断歩道を横断。この時も安全確認をしつつ、タイミングを計りながら横断です。
箱根旧街道上長坂の右上に国道1号が通っており車の騒音が響きます。

再び国道1号に合流して左側雄歩道を歩いていると箱根旧街道へ。この先には笹原一里塚。京に向かって左手の塚が残っていますが、右手の塚の辺りには民家。何時誰が整地してしまったんでしょうか?
笹原一里塚を過ぎて再び国道1号を横断して向い側の下り坂へ。この坂の名前は「こわいめし坂」。昔、米を背負った人が余りの急坂で汗で米が蒸れて強い飯になったということから名付けられた坂。今回は下り坂で良かったと思いましたがいきなり急な下り坂となり結構脚に来ました。
臼転坂は再び石畳の坂。でこぼこ道がだんだん耐えられなくなって来ました。

しばらくは舗装路が続き、所々で見掛けた神社やお寺、庚申塔などを撮影。(詳細は下のPicasaウェブアルバム)
箱根路の石碑や錦田一里塚等を撮影しながら小休止。
愛宕坂、今井坂を下って三島。最終目標地点の三嶋大社はもうすぐ!

伊豆国一之宮の三嶋大社です。旅の無事を感謝して参拝。時間が遅かったせいか御札とかの販売は行なわれていませんでした。

グルリと境内をまわってJR三島駅へ。
これにて東海道五十三次箱根宿-三島宿までの旅は終了。

東海道五十三次(箱根‐三島宿)
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箱根旧街道(箱根から箱根峠まで)

2010-05-01 13:00:40 | 旧東海道
本日はお尻・太股・ふくらはぎと下半身全体が筋肉痛で階段の上り下りに苦労しています。
さて、昨日は撮影した画像を取り込んでサッサと寝てしまいましたので本日は旧東海道五十三次箱根から三島宿の旅の振り返り。
歩いてみたいと思われる方に参考になれば・・・。

箱根芦ノ湖へ行くには小田原から直通のバスに乗るルートと箱根登山鉄道に乗り箱根湯本からバスに乗って行くルートがあります。また、箱根湯本からは旧道ルートと今回のルートの2路線が運行しているようです。

先ずは芦ノ湖から眺める富士山を撮影。鳥居脇には賽の河原。元箱根港(芦ノ湖側)から道路を渡り歩道を歩いてしばらくすると左手に箱根旧街道松並木へ分かれる道がありますので松並木へ。
道路一本隔てた道ですが、両脇には立派な松があり昔の街道の気分十分。松並木の間から所々で富士山を眺める事ができます。

しばらく松並木を楽しみながら歩くと箱根旧街道は国道1号と合流。この合流した地点にある横断歩道を渡ると恩賜箱根公園。
恩賜箱根公園に隣接(?)して箱根の関所資料館と関所があります。
五十三次の旅ですので関所はちゃんと通らないといけないと思い、ゴールまでは道のりが長いのですがちょっと寄り道。(資料館・関所観覧料金大人500円)
ひさしぶりに(何十年ぶり)訪れた箱根の関所は拡充しており、以前はなかったと気がするのですが高台の上に遠見番所が出来ており歩幅の合いにくい階段を登り撮影。


スタートから思わぬ足止めといいますか、時間をくってしまいましたが箱根旧道の旅に改めて出発。
周辺の案内表示を確認し、箱根の関所を京口御門から出てお土産屋さんが並ぶ通りを抜けて国道1号に突き当たり右へ。
目指す方向は国道1号三島・沼津方面。道路右手の歩道をゆっくり歩いていると交差点の反対側に駅伝広場があり記念碑があったので撮影。
この交差点から徐々に爪先上がりの坂道へ突入。しばらく歩くと信号のある交差点左側に橋向町の山の神の祠があったので撮影。地図を見ると箱根一帯で山の神様が祀られていました。

山の神の祠の所に駒形神社の案内標識があり、駒形神社へ寄り道。よく事前にルートを確認していなかったんですが、箱根旧街道は駒形神社を通り過ぎた所から向坂に入って行くのでここで駒形神社へ向かったのは正解でした。
駒形神社には摂社として蓑笠明神と犬塚明神、毘沙門天が祀られています。
駒形神社で旅の安全を祈願して案内表示に従って箱根旧街道へ進むと地蔵群がお迎え。
ここからしばらくは石畳の坂道が箱根峠まで続きます。

向坂、国道1号を挟んで赤石坂、釜石坂、風越坂、石挟坂とどこで切り替わったか判らない連続した石畳の坂道を登り、国道1号に突き当たり一旦箱根旧街道の石畳は終了。右に進んで道の駅箱根峠で一休み。



記事が長くなるので「箱根峠から三島」に続きます。
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