散歩のついでに・・・

犬も歩けば棒にあたる。デジカメを常に持ち歩き、気ままに撮った写真を中心に思い思いに綴っています。

鶴見ー保土ヶ谷(旧東海道輪行)

2013-06-09 19:12:24 | 旧東海道
本日は予定通り散策へ出発。
久しぶりに旧東海道。
自転車なので思い切って鶴見から保土ヶ谷宿の天王町までの以下のコース。

自転車はしっかりと輪行バックにつめて電車に乗って来ましたが、
嵩張るので座席にゆっくり座って行くわけにも行かず立ったままでここまで。
バックから自転車を出して各部をしっかりセットしてスタート。
この京急鶴見駅前の商店街通りが旧東海道。
ここから下野谷町交差点で第一京浜を越えて生麦の通りへ。

生麦の通りに入って一番始めにあるお寺。慶岸寺。
手前左手にあるお堂は子育地蔵尊。

本宮地区の稲荷社。
解説によれば、「蛇も蚊も」という横浜市指定無形民俗文化財の行事があるそうで、
萱で蛇を作り悪霊を封じ混めて、原地区の神明社で作った蛇体と境界で絡み合いをさせた後に海に流したそうです。
本宮地区は雄蛇で原地区は雌蛇。
現在は別々の行事となっているそうです。

「蛇も蚊も」の原地区の神明社。
公園の中に小さな社殿があるのか、境内を公園にしているのか?

横浜環状北線建設工事のため現在の場所に仮移転しているそうです。
本来あった場所は生麦事件で重傷を負ったリチャードソンがとどめをさされた場所。
今回は民家脇に書かれた生麦事件現場を見落としたので、しっかりと撮影。

神奈川新町駅近くにある神奈川通東公園内にあった解説板。
解説によると国道拡幅工事で移転した長延寺跡地(オランダ領事館跡)だそうです。

良泉寺は開港当初に神奈川宿の寺が各国の領事館などに充てられた中、
本堂の屋根を修理中といって断ったお寺。

笠のぎ稲荷神社。「のぎ」はノギヘンに皇。
境内には横浜市指定有形文化財の板碑があります。

真言宗高野山 能満寺。

神明宮です。別当寺は先程通過した能満寺。

神奈川小学校の裏手の壁に描かれた神奈川宿の様子。
図に書き込まれた記事に寄るとこの場所は海の中でこれから通る京急仲木戸やJR東神奈川駅も海の中。
先程訪れた能満寺の前の道が街道だったことからするとここが海とは思えないのですが、
急角度に切れ込んだ海岸線だったのかもしれません。

金蔵院。鉄筋立ての建て屋と別に趣のある山門。

熊野神社。金蔵院が別当寺。
神奈川郷の総鎮守。

神奈川宿の高札場を復元したものだそうで、当時は神奈川警察署の西側にあったそうです。

開港当初、アメリカ人宣教師の宿舎として充てられたお寺。成仏寺。

浦島太郎が竜宮城から持ち帰った観音像などが伝わっている伝説のある慶運寺。
別名うらしま寺。
開港当初フランス領事館に充てられたそうです。

開港当時にイギリス領事館に充てられたお寺で日蓮宗の浄瀧寺。

宗興寺はヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士が診療所を置いた場所だそうです。
山下町の方にヘボン邸があったそうですが、来日当初に開いた診療所なんでしょうかね。

宗興寺の脇にある神奈川の井戸。
海近くに名水といわれる水が汲み上げられたというのも不思議ですね。
解説にも書かれていますが、水の増減で翌日の天気を知る事ができたので「お天気の井戸」とも
呼ばれていたそうです。
現在も水が汲めるのかは不明。

「滝ノ橋と本陣跡」の解説板ですが、この図を見る限り橋の先は海。
埋立地との境目を確認するにはこうした昔の絵と動かない施設や建物から比定。

洲崎大神です。
解説板にある当時の風景がを見ると山門から先、現在の第一京浜の場所は船着場で海。

普門寺は先程の洲崎大神の別当寺だったそうです。開港時、イギリス上官の宿舎として利用されたそうです。

甚行寺は開港当時、フランス公使館として利用されていたそうです。

青木橋の手前、京急神奈川駅の改札近くの案内板とJRと京急の線路。
駅舎奥に見える山は幸ヶ谷。
昔は権現山と呼ばれていたそうですが、山を切り崩して線路施設の埋立に利用されたそうです。

開港当時、アメリカ領事館として使われた本覚寺。
先程の生麦事件之場所からここまで、逃げたそうですが馬に乗っていたとしてもかなりの距離を
負傷して逃げたんですねぇ。

東横線がみなとみらい線に乗り入れて東白楽駅の先から反町ー横浜と地下にもぐり使われなくなった
地上の線路跡がどうなっているのかと思っていたんですが、「東横フラワー緑道」として変わっていました。
自転車は通行禁止となっていたので、そのうちに東白楽から散策してみます。

大綱金刀比羅神社です。
本殿はここからひたすら石段を登って奥深くにあるので、道路に面した鳥居を撮影して終了。

浮き世絵にも描かれている神奈川台。
坂道の途中にある田中屋が坂本龍馬の奥さんの「おりょうさん」が働いていた事があるそうです。

台町の坂を登り切ったところにある神奈川台関門の碑。
もう少し、西側に関門があったそうで案内板の画像によれば道の両脇に民家があったようですが
切り通しなどの道路を作ったりしたため、かなりこの先の地形が変化しています。

浅間神社ではお祭りが行なわれており、神社周辺から追分近くまで屋台が出ており
人出が多く、普段でしたら環状1号沿いの歩道を避けているんですが、自転車に乗ったまま
抜ける事ができず、車の熱気にやられながら走行。


天王町の橘樹神社で終了。

2013年6月9日 10:35:34出発 ~ 13:34:01ゴール。
所要時間:2時間58分27秒。


今回もプラスオートムービー機能を使って動画作成。
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